導火線
どうかせん
名詞
標準
fuse
文例 · 用例
二十三本の発破が、岩盤の底に詰められて、蕨のように導火線が、雪の中から曲った肩を突き出していた。
— 葉山嘉樹 『坑夫の子』 青空文庫
何十年も、殆んど毎日のように、導火線に火を移す彼等であっても、その合図を待つ時には緊張しない訳には行かなかった。
— 葉山嘉樹 『坑夫の子』 青空文庫
五人の坑夫たちは、尖ったり、凹んだりした岩角を、慌てないで、然し敏捷に導火線に火を移して歩いた。
— 葉山嘉樹 『坑夫の子』 青空文庫
シュー、と導火線はバットの火を受けると、細い煙を上げながら燃えて行った。
— 葉山嘉樹 『坑夫の子』 青空文庫
各々が受持った五本又は七本の、導火線に点火し終ると、駈足で登山でもするように、二方の捲上の線路に添うて、駆け上った。
— 葉山嘉樹 『坑夫の子』 青空文庫
導火線に火を移す時は、たといどんな病気でも、一時遠慮するものだ、と。
— 葉山嘉樹 『坑夫の子』 青空文庫
彼はベルの中絶した時に、導火線に完全に火を移し了えはした。
— 葉山嘉樹 『坑夫の子』 青空文庫
一八九四年(明治二十七年)朝鮮に東学党の乱が起って、これが導火線となって日清戦争が勃発するや、国内は戦争気分に瀰漫されるに到った。
— 黒島傳治 『明治の戦争文学』 青空文庫
作例 · 標準
導火線に火がつけられ、花火が夜空に打ち上げられた。
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この問題は、まるで爆発寸前の導火線のようだ。
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彼の無責任な発言が、事態を悪化させる導火線となった。
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