散らかす
ちらかす
動詞-五段-サ行動詞-他動詞
標準
to scatter around
文例 · 用例
この蒙古方面から疾駆して来る風は、立木をも、砂土をも、家屋をも、その渦のような速力の中に捲きこんで、捲き上げ、捲き散らかす如く感じられた。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
純次は食卓から胸にかけて麦たくさんなためにぽろぽろする飯をこぼし散らかすと、母は丹念にそれを拾って自分の口に入れた。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
美的にそこいらを散らかすのを忘れちゃいかんぜ。
— 有島武郎 『ドモ又の死』 青空文庫
草鞋を脱いだばかりで、草臥れて框から膝行込むのがある、他所の嬰児だの、貰われた先方のきょうだい小児が尿を垂れ散らかすのに、……負うと抱くのが面倒だから、久を連れて来ない事があります。
— 泉鏡花 『卵塔場の天女』 青空文庫
うるしなす暗間を吹きまくつて行く疾風、横沫きなす雨、おれはその中で甲板を洗ふ波を見た、波にさらはれた一つの人影を見た、煙突から吹き散らかす火の子を見た、斷末魔の病人のお祈りの手のやうに、無神經に暗間にふられてる二本のマストも見た。
— 福士幸次郎 『展望』 青空文庫
人の尻を自分で脊負い込んで、おれの尻だ、おれの尻だと吹れ散らかす奴が、どこの国にあるもんか、狸でなくつちや出来る芸当ぢやない。
— 夏目金之助 『坊っちやん』 青空文庫
人の尻を自分で背負い込んで、おれの尻だ、おれの尻だと吹き散らかす奴が、どこの国にあるもんか、狸でなくっちゃ出来る芸当じゃない。
— 夏目漱石 『坊っちゃん』 青空文庫
豊世さんもあんまり気を揉み過ぎる」「何ですか心配なような手紙でしたから、大御新造には内証で」「そう突き散らかすと、反っていけませんよ」 その晩、幸作は若旦那の家の方へ寝に行った。
— 島崎藤村 『家(下巻)』 青空文庫
作例 · 標準
子供がおもちゃを部屋中に散らかして、片付けが大変だった。
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書類を机の上に散らかしたまま、彼は会議に出かけた。
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もう、またこんなに散らかして!ちゃんと片付けなさい!
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