仏身
ぶっしん
名詞
標準
buddhakaya (the body of Buddha)
文例 · 用例
且つ仕舞船を漕ぎ戻すに当っては名代の信者、法華経第十六|寿量品の偈、自我得仏来というはじめから、速成就仏身とあるまでを幾度となく繰返す。
— 泉鏡花 『葛飾砂子』 青空文庫
――仏身円満無背相。
— 泉鏡花 『菊あわせ』 青空文庫
光明皇后に、薬湯施行に絡んで、廃疾人として現れた仏身を洗うた説話の伝っているのも、中臣女としての宮廷神女から、宮廷の伝承を排して、后位に備るにさえ到った史実の背景を物語るのである。
— 折口信夫 『水の女』 青空文庫
悪蛇の奴、生白い男体に僧衣をまとって呪いに来たのだが、お前の一念がこの鐘を鋳上げたばかりに、己の指の爪という爪にもありがたい仏身の力が充ち満ちて、執念深い鱗の一とひらまで枯葉のように破り散らしてくれたのだ。
— 郡虎彦 『道成寺(一幕劇)』 青空文庫
光明皇后に、薬湯施行に絡んで、廃疾人として現れた仏身を洗うた説話の伝つてゐるのも、中臣女としての宮廷神女から、宮廷の伝承を排して、后位に備るにさへ到つた史実の背景を物語るのである。
— 折口信夫 『水の女』 青空文庫
「仏身より摩※羅伽まで、三十三身に現じたまい、天人、人間、禽獣まで、解脱せしめたもう観世音菩薩の、観世音菩薩|普門品を、血書きして今日で二十一日、写経は完成と思ったに、そのなかばにも達していない!
— 国枝史郎 『あさひの鎧』 青空文庫
そして仏身の線が滑かで細いにもかかわらず非常に力強く描かれていた。
— 中谷宇吉郎 『壁画摸写』 青空文庫
彼は境に応じて、時には仏身を現じ、時には梵天の身を現ずる。
— 和辻哲郎 『古寺巡礼』 青空文庫
作例 · 標準
このお寺の本堂には、金箔で覆われた荘厳な仏身が安置されている。
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修行僧たちは、自らの身体を清め、いつか仏身を得ることを願いながら厳しい修行に耐えた。
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その古い経典には、仏身がどのような姿で衆生の前に現れるかが詳細に記されていた。
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