仏神
ぶっしん異読 ぶつじん
名詞
標準
Buddha and gods
文例 · 用例
船客も船頭も最早や奇蹟の力を頼まねばならぬ羽目になって髻を切って仏神に祈った。
— 岡本かの子 『宝永噴火』 青空文庫
よく講談などにある、仏神に祈誓を籠め、自分以上の力を得て仇討を完うしたという話などはそれです。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
天地仏神への不敬に亘りやがて自分も罰せられなければなりません。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
ほんとうの栄えは仏神を念じて、生命の底から湧き上る力を得てのちに得られるものだと信じます。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
三日間の後、もはや仏神の力を仰ぐより外、仕方がないと覚りました。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
そんなのは、僧侶なんど、われらと、仏神の中を妨ぐる、姑だ、小姑だ、受附だ、三太夫だ、邪魔ものである。
— 泉鏡花 『七宝の柱』 青空文庫
衣冠にて馬上に見ゆるもあり、或は竜に乗り雲に乗り、或は犀象のたぐひに打乗り、白き装束なるもあり、赤き青き色々の出立にて、其姿も亦大なるもあり小きもあり、異類異形の仏神空中にみちみちて東西に飛行し玉ふ。
— 太宰治 『津軽』 青空文庫
…… 勿体なくも、路々拝んだ仏神の御名を忘れようとした処へ――花の梢が、低く靉靆く……藁屋はずれに黒髪が見え、すらりと肩が浮いて、俯向いて出たその娘が、桃に立ちざまに、目を涼しく、と小戻をしようとして、幹がくれに密と覗いて、此方をば熟と視る時、俯目になった。
— 泉鏡花 『瓜の涙』 青空文庫
作例 · 標準
昔の人々は、日照りが続くと村の鎮守の森に集まり、仏神に雨乞いの祈りを捧げた。
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彼は毎朝欠かさず神棚と仏壇に手を合わせ、仏神の加護を信じて疑わない。
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この地域では古くから神仏習合の思想が根付いており、仏神を共に祀る風習が残っている。
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