衰死
すいし
名詞動詞-サ変
標準
becoming emaciated and die
文例 · 用例
換言して見れば、人の成長するのも、衰死するのも、其の人自身の意より成ることでは無くて、自然の手が爲すことであるのだから、散る氣の習の付くのも何も皆自然の手が爲ることである。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
自然に放任すれば伸びるだけ伸びて、即ち或極度の發達を遂げるから、その後は復發達する能はざるに至り、終に漸々凋枯衰死に赴くので有るが、未だ十分に其の極度に至らざるに先だつて、抑損せらるゝ時は、猶幾分の發達の餘地が存せらるゝ。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
換言すれば人の成長するのも衰死するのも、その人自身の意志から成ることではなくて、自然の手が為すことであるのだから、散る気の習癖が付くのも何もみな自然の手がすることである。
— 幸田露伴 『努力論(現代訳)』 青空文庫
牡猴が一たび自涜を知れば不断これを行い衰死に及ぶは多く人の知るところで、一八八六年板ドシャンプルの『医学百科辞彙』二編十四巻にも、犬や熊もすれど、猴殊に自涜する例多しと記し、医書にしばしば動物園の猴類の部を童男女に観するを戒めある。
— 猴に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
ところでいよいよ他殺でもなく、自殺でもなく、過失でもない……とすればあとには「病死」と「老衰死」とが残る。
— 夢野久作 『暗黒公使』 青空文庫
」「それからどうして染吉が、燈心の火が消えるように、衰死したかが不思議だというのさ」「恋病だあね、それで死んだのさ」「そうチョロッかに片付るなら、辻切の方だって片がつく、切りっぱなしで消えたんだとね。
— 国枝史郎 『染吉の朱盆』 青空文庫
「そんなに数がねえのかなあ」「ひどく若死にをしましたのでね」「その死に方も変だったそうだな」「よくご存知で、衰死したそうで」「縁起でもなく死んだものだな」「だから一層値が出ました」「それは一体どういう訳だ?
— 国枝史郎 『染吉の朱盆』 青空文庫
染吉の朱盆の真紅の色と、染吉の衰死という奴さ!
— 国枝史郎 『染吉の朱盆』 青空文庫
作例 · 標準
慢性的な栄養失調で、彼は徐々に衰死していった。
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「おじい様、もう安らかにお眠りください…」と、孫娘は衰死していく祖父に語りかけた。
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長年の闘病の末、彼は静かに衰死した。
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