神女
しんにょ
名詞
標準
goddess
文例 · 用例
鰭は神女の裳のように胴を包んでたゆたい、体色は塗り立てのような鮮かな五彩を粧い、別けて必要なのは西班牙の舞妓のボエールのような斑黒点がコケティッシュな間隔で振り撒かれなければならなかった。
— 岡本かの子 『金魚撩乱』 青空文庫
藐姑射山に住むといふ神女の飲みさうな冷たく幽邃な匂ひのするコツプの液汁を飲み、情熱の甘さを植物性にしたやうな果肉を掬つて喰べてゐると、歳子はこころがいよ/\楽しくなつた。
— 岡本かの子 『夏の夜の夢』 青空文庫
されば、気高いと申しても、天人神女の俤ではのうて、姫路のお天守に緋の袴で燈台の下に何やら書を繙く、それ露が滴るように婀娜なと言うて、水道の水で洗い髪ではござらぬ。
— 泉鏡花 『春昼』 青空文庫
譬えて似つくものも今すぐ思い出せませんけれども、強いて言ってみれば、女学校時代に漢文の先生が話して呉れた藐姑射の山の神女とかいうものでも持って来るより仕方がございますまい。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
それからまたお二人、そのつぎには男神女神とお二人ずつ、八人の神さまが、つぎつぎにお生まれになった後に、伊弉諾神と伊弉冉神とおっしゃる男神女神がお生まれになりました。
— 鈴木三重吉 『古事記物語』 青空文庫
「何所から来たかね」「私は、今、漢江の神女となっていますから、故郷へ帰ることはすくないのですが、鴉の使いが二度も来て、あなたの御心切を知らしてくれましたから、お眼にかかりに来たのです」 魚はますます喜んだ。
— 田中貢太郎 『竹青』 青空文庫
三日の後、漢水の神女が集まってきて、衣服や珍しい物をいわってくれた。
— 田中貢太郎 『竹青』 青空文庫
漢産の妻になった女の名は扈娘といって、これも神女の産れであった。
— 田中貢太郎 『竹青』 青空文庫
作例 · 標準
この神社には、古くから土地を守る神女が祀られている。
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物語の中では、森の奥に住む美しい神女が主人公を助けた。
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天界から降り立った神女は、人々に恵みをもたらしたという。
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