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時宜

じぎ
名詞頻度ランク #37944 · 青空 113
1
標準
right time
文例 · 用例
そこで私は、時宜にも合はないおまへの陽気な顔を眺め、  かなしく煙草を吹かすのだ、一服、一服、吹かすのだ……妹よ夜、うつくしい魂は涕いて、  ――かの女こそ正当なのに――夜、うつくしい魂は涕いて、  もう死んだつていいよう……といふのであつた。
中原中也 山羊の歌 青空文庫
最後に、新潮が新人號を出して同人雜誌の作家に書かせたことは時宜を得たいゝ企てゞあると思ふ。
梶井基次郎 『新潮』十月新人號小説評 青空文庫
それは、こういう変異の各相の中に未来の好適種の可能性が存するとすれば、われわれはむしろこの際できる限りの型式のヴェリエーションを尽くして選良候補者のストックを豊富にして、それらを生存競争の闘技場に送り込むのも時宜に適するものではないか、ということである。
寺田寅彦 俳句の型式とその進化 青空文庫
蕉門の付け合いには「時宜」ということを尊んだらしい。
寺田寅彦 俳諧の本質的概論 青空文庫
唯その界隈では、誰でも顔さへ合はせれば、さう挨拶しあふので、お末にもそんな事を云ふのが時宜にかなつた事のやうに思ひなされて居たのだつた。
有島武郎 お末の死 青空文庫
」「それは……いえ、お優しいお嬢様の事でござります……親しく出入をしたものが、身を投げたとお聞きなされば、可哀相――とは、……それはさ、思召したでござりましょうが、何の義理|時宜に、お煩いなさって可いものでござります。
泉鏡花 怨霊借用 青空文庫
で、主人の驚愕は私よりも又一倍で、そう聞く上は最早一刻も猶予は出来ぬ、早速その窓を取毀し、時宜に依れば其の室全体を取壊して了わねばならぬと、直に家令を呼んで其の趣を命令した。
岡本綺堂 画工と幽霊 青空文庫
即ち、まず民間の好事家の手元に残っている人形を狩り集め、足らぬ分は阿波の人形師が腕によりを掛けて作ろうと申し出たということであり、準備が出来次第新しい旗上げ興行を行うというこの記事ほど、時宜に適った新聞記事を最近私は読んだことがない。
――戦災余話 起ち上る大阪 青空文庫
作例 · 標準
このプロジェクトは、今がまさに時宜を得た、絶好の機会だと考えられる。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
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時宜(じぎ)とは、古代・中世より用いられた政治用語の1つ。

出典: 時宜 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0