児戯
じぎ
名詞
標準
mere child's play
文例 · 用例
四元の世界を眺めている彼には二元の芸術はあるいはあまりに児戯に近いかもしれない。
— 寺田寅彦 『アインシュタイン』 青空文庫
「切符切り」でパチンとやるというような、児戯に類した空想も、思い切って行為に移さない限り、われわれのアンニュイのなかに、外観上の年齢を遙かにながく生き延びる。
— 梶井基次郎 『愛撫』 青空文庫
当時でもキケロによって児戯視されたものである。
— 寺田寅彦 『ルクレチウスと科学』 青空文庫
児戯に価することだ。
— 織田作之助 『俗臭』 青空文庫
児戯に類する仕事だ……」 私は腕を組んだまま悠々と歩き出した。
— 夢野久作 『怪夢』 青空文庫
その人の前に出ては我々の技のごとき児戯にひとしいと言った師の言葉が、彼の自尊心にこたえた。
— 中島敦 『名人伝』 青空文庫
己が業が児戯に類するかどうか、とにもかくにも早くその人に会って腕を比べたいとあせりつつ、彼はひたすらに道を急ぐ。
— 中島敦 『名人伝』 青空文庫
あらぬを知りつつ謙三郎は、日に幾回、夜に幾回、果敢なきこの児戯を繰返すことを禁じ得ざりき。
— 泉鏡花 『琵琶伝』 青空文庫
作例 · 標準
子供のおもちゃで遊ぶのは、大人にとっては児戯に等しいかもしれないが、彼にとっては大切な時間だ。
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