青み
あおみ
名詞
標準
blueness
文例 · 用例
鏡を、ふたつ對立させると、鏡の中に、また鏡、そのまた奧に、また鏡、無限につらなり、つひにはその最深奧部に於いて、青みどろ、深淵の底の如く、物影がゆらゆら動いてゐる。
— 太宰治 『「人間キリスト記」その他』 青空文庫
あいつを、あの青みどろを、しかと掴んで計算し、その在りのままの姿を、克明に描寫し、黒白確實に、表現し、それを、やさしい額縁にいれて呈出したい。
— 太宰治 『「人間キリスト記」その他』 青空文庫
さうして所々に露出した山骨は青みがかつた真珠のやうな明るい銀灰色の条痕を成して、それがこの山の立体的な輪郭を鋭く大胆なタッチで描出してゐるのである。
— 寺田寅彦 『雨の上高地』 青空文庫
そうして所々に露出した山骨は青みがかった真珠のような明るい銀灰色の条痕を成して、それがこの山の立体的な輪郭を鋭く大胆なタッチで描出しているのである。
— 寺田寅彦 『雨の上高地』 青空文庫
人の顔でも手でも青みを帯びた不快な黄色に見え、唇などはまるで死人のようになる。
— 寺田寅彦 『ランプのいろいろ』 青空文庫
ひょっと目星い品が視野から彼女を呼び覚すと、彼女の青みがかった横長の眼がゆったりと開いて、対象の品物を夢のなかの牡丹のように眺める。
— 岡本かの子 『老妓抄』 青空文庫
〔聖なる窓〕宮沢賢治聖なる窓そらのひかりはうす青み汚点ある幕はひるがへる Oh, my reverence! Sacred St. Window!
— 宮沢賢治 『〔聖なる窓〕』 青空文庫
青みかかった雲は、東方からさしてくる赤い日の出に、薄紫色に染めぬかれて、ゆるやかに動いていた。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
作例 · 標準
夜明け前の空は、深い青みを帯びて静まり返っていた。
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この染料を少し足すことで、生地に独特の青みを出すことができる。
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長年使い込んだガラスのコップは、光の加減でほんのりと青みを帯びて見える。
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標準
(vegetable) garnish
作例 · 標準
お弁当の彩りが寂しかったので、茹でたブロッコリーを青みとして添えた。
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煮物の仕上げに、さっと塩茹でした絹さやを青みとして散らす。
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刺身の盛り合わせには、大根のツマだけでなく青みも必要だ。
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