壮絶
そうぜつ
形容動詞名詞頻度ランク #15495 · 青空 54 例
標準
heroic
文例 · 用例
また空麗かに晴れ渡つた日曜日には、貴族も平民も一斉に競技場を目がけて手に汗握つて押し寄せる、ドッとばかりに歓呼の声を張りあげて人生の苦を忘れる、何たる壮絶!
— 牧野信一 『新興芸術派に就いての雑談』 青空文庫
わたしは何んな場合にも、嘘や洒落はいへぬたちであるが、今度訊ねられたら、俺は大河今蔵といふのだ――とでもしやれたいやうな、どんな類ひのものであらうと島におくる夜といふものを全く知らないわたしは、何か芝居沁みたやうな、そして胸のわくわくするやうな孤独の壮絶感を覚えるのであつた。
— 牧野信一 『城ヶ島の春』 青空文庫
鮫膚と鮫膚とは火のようにすれあい鰭と鰭との叩きあいには水は真白な飛沫となって奔騰し、あるいは戦友の背中を飛魚のように飛び越えてゆくものあり、魚雷の如く白き筋を引いて潜行するものあり、いや壮絶いわん方なき光景だった。
— 海野十三 『軍用鮫』 青空文庫
その壮絶なる光景をおもうて、一同は、思わず武者ぶるいをした。
— 海野十三 『浮かぶ飛行島』 青空文庫
音楽が先に立つて、やがて満場は老若の差別もなく手拍子足拍子も物々しく、血煙も立つかと思はるゝばかりの世にも壮絶なる大合唱が、あはやさしもに重たげな草葺尾根も吹き飛ばさん勢ひで巻き起つた。
— 牧野信一 『サクラの花びら』 青空文庫
静かな忍従の衣の下にやすらう黎明の海上にも、きっと、あの壮絶な暴風の夜半が、怒号の夕べが、泡立つ正午が約束されているからだ。
— 原口統三 『二十歳のエチュード』 青空文庫
ああなんという壮絶な、ものすごい光景だろう※ 見よ。
— 平田晋策 『昭和遊撃隊』 青空文庫
怪力線砲――壮絶燃える六十機「おお、久慈か。
— 海野十三 『地球要塞』 青空文庫
作例 · 標準
チャンピオンと挑戦者による、12ラウンドに及ぶ壮絶な打ち合いに観客は総立ちになった。
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彼は壮絶な闘病生活を送りながらも、最後まで自伝の執筆を諦めなかった。
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災害現場では、救助隊員たちによる昼夜を問わない壮絶な救出活動が展開されていた。
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