神無月
かんなづき異読 かみなづき
名詞頻度ランク #43451 · 青空 89 例
標準
tenth month of the lunar calendar
文例 · 用例
魂よばひ達かぬものか秋の空わが仏ひとり殖えたり神無月 この夕、少しく調ぶることありて、熊谷陣屋の浄瑠璃本をとり出して読む。
— ――甲字楼日記の一節―― 『叔父と甥と』 青空文庫
首を回らせば徃時をかしや、世の春秋に交はりて花には喜び月には悲み、由無き七情の徃来に泣きみ笑ひみ過ごしゝが、思ひたちぬる墨染の衣を纏ひしより今は既、指をの霊地に運びて寺に霜は募りて樹※に紅は増す神無月の空のやゝ寒く、夕日力無く舂きて、晩れし百舌の声のみ残る、暮方のあはれさの身に浸むことかな。
— 幸田露伴 『二日物語』 青空文庫
三十九年八月 晩秋神無月、下浣の七日、病ましげに落日黄ばみて晩秋の乾風光り、百舌啼かず、木の葉沈まず、空高き柿の上枝を実はひとつ赤く落ちたり。
— 北原白秋 『邪宗門』 青空文庫
あなあはれ岡の鉾杉、をちこちの小竹のむら笹、柿もみぢ、梅が枝の蔦、とりどりに色に出づれど、神無月すゑの時雨に濡れ濡れて、その葉枯れず、落葉せず、透かず、薄れず、ただ上べわづか赭みて天鵞絨の焦茶いろすれ、深ぶかと黒くか青く、常久に古び鎮もる。
— 北原白秋 『観相の秋』 青空文庫
あなあはれ、岡の鉾杉、をちこちの小竹のむら笹、柿もみぢ、梅が枝の蔦、とりどりに色に出づれど、神無月すゑの時雨に濡れ濡れてその葉枯れず、落葉せず、透かず、薄れず、ただ上べわづか赭みて天鵞絨の焦茶いろすれ、深ぶかと黒くか青く、常久に古び鎮もる。
— ――長歌体詩篇二十一―― 『観想の時』 青空文庫
来むとする神無月には、ぶらぶらの南瓜の性の校正子、記者に経上りどちらかへころび行くべし。
— 石川啄木 『詩』 青空文庫
八 神無月十五日の日の早曉である。
— 伊藤左千夫 『古代之少女』 青空文庫
秋の夕べの空の色と同じ唐紙に、わきてこの暮こそ袖は露けけれ物思ふ秋はあまた経ぬれど「神無月いつも時雨は降りしかど」というように。
— 葵 『源氏物語』 青空文庫
作例 · 標準
旧暦の神無月に入ると、さすがに朝晩は冷え込むようになってきた。
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神無月は全国の神様が出雲大社に集まるという言い伝えがある。
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この地方では、神無月の最初の日には特別な行事を執り行う習慣が残っている。
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ウィキペディア
神無月 は日本における旧暦10月の異称。今日では新暦10月の異称としても用いられる場合も多い。「神無」を「神が不在」と解釈するのは語源俗解である。また、この俗解が基になって更にさまざまな伝承を生じることになった。
出典: 神無月 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0