長月
ながつき異読 ながづき
名詞
標準
ninth month of the lunar calendar
文例 · 用例
四十年九月 驟雨前長月の鎮守の祭からうじてどよもしながら、雨もよひ、夜もふけゆけば、蒸しなやむ濃き雲のあしをりをりに赤くただれて、月あかり、稲妻すなる。
— 北原白秋 『邪宗門』 青空文庫
夏のすゑ、長月はじめ、あはれ、日も薄らうすらに、薄黄なる歎沁みゆく浮羅爛勤の広葉の青み、あるはまた大木の胡桃、憂愁のかげのふかみに、燃えのこる熱き日ざしは黄に透かし暮れて薫れる。
— 北原白秋 『第二邪宗門』 青空文庫
長月の一夜(初稿)長月の鎮守の祭夜もふけて天は険しく雨もよひ、月さしながら稲妻す、濃雲をりをり鉛いろ赤く爛れて野に高き軌道を照らす。
— 北原白秋 『第二邪宗門』 青空文庫
)あゝ、聞け、楽のやむひまを「長月姫」と「葉月姫」、なが「憂愁」と「歓楽」と語らふ声の蕭やかさ。
— 上田敏 『海潮音』 青空文庫
)あゝ、聞け、樂のやむひまを「長月姫」と「葉月姫」、なが「憂愁」と「歡樂」と語らふ聲の蕭やかさ。
— 上田敏 『海潮音』 青空文庫
頃は長月の中旬すぎ、入日の影は雲にのみ殘りて野も出も薄墨を流せしが如く、月未だ上らざれば、星影さへも最と稀なり。
— 高山樗牛 『瀧口入道』 青空文庫
「長月の半よりいたう悩みて、生くべうもあらぬ程なりしに、神無月になりては、しばしおこたりざまになりぬ。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
数ならばいとひもせまし長月に命をかくるほどぞはかなき 十月に玉鬘が御所へ出ることを知っている書き方である。
— 藤袴 『源氏物語』 青空文庫
作例 · 標準
古来より長月は月見の季節として親しまれてきた。
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長月の風情を詠んだ歌は、日本の古典に数多く残されている。
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陰暦の長月の夜は、虫の音が美しく響き渡る。
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標準
September
作例 · 標準
長月に入り、朝晩はめっきり涼しくなった。
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長月は紅葉が始まる季節で、多くの観光客が訪れる。
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今年は長月の連休を利用して、温泉旅行に出かけた。
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