主潮
しゅちょう
名詞
標準
main current
文例 · 用例
大學では小方又星、伊吹武彦、淺野晃、飯島正、大宅壯一、それに一高の連中がやつてゐた「新思潮」が漸く出はじめた頃で、慶應からは「青銅時代」「葡萄園」――「辻馬車」や早稻田の「主潮」などは私の記憶に間違ひがなければ「青空」よりも遲れてゐた。
— 梶井基次郎 『『青空』のことなど』 青空文庫
而してそこには當時文壇の主潮であつた自然主義の示唆が裕かに窺はれる。
— 有島武郎 『水野仙子氏の作品について』 青空文庫
隨つて、今日及び今日以後の文壇の主潮を、自然主義の連續であると見、ないと見るのは、要するに、實に唯一種の名義爭ひでなければならない。
— 石川啄木 『硝子窓』 青空文庫
かういふ構図の構へ方は、十九世紀の主潮の科学者らしい態度、学問らしい特色、さういふ方からも大いに来てゐる。
— 田山録弥 『小説新論』 青空文庫
そしてそこには當時文壇の主潮であつた自然主義の示唆が裕かに窺はれる。
— 今井邦子 『水野仙子さんの思ひ出』 青空文庫
それにひきつづく略十年間、一九三三年頃まで文学の主潮はプロレタリア文学にあり、日本の歴史のふくむ複雑な数多の原因によってこの潮流の方向が変えられると共に、文学は、その背景である社会一般の生活感情にあらわれた一種の混迷とともに画期的な沈滞と無気力に陥った。
— 宮本百合子 『今日の文学と文学賞』 青空文庫
佐藤春夫氏のような作家が、「もののあわれ」について云々したりすると、そこに一応読者が生じるのは、古典文学の主潮としての「もののあわれ」そのものが知りたいというより、佐藤春夫氏という現代の作家に対する予備知識なり親しさなりで、そのとりあげた問題に一時たりとも目をとられるのである。
— 宮本百合子 『文学上の復古的提唱に対して』 青空文庫
私は『鋲』『主潮』『関西文学』その他を見て編輯に従事している若い活動家が闘っているであろうさまざまの、今日の情勢独特の困難を想像した。
— 宮本百合子 『新年号の『文学評論』その他』 青空文庫
作例 · 標準
その部族の主長は、長老たちと共に集会を率いていた。
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彼は、長年務めた支社の主長として、部下をまとめた。
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地域の主長が、住民の意見を代表して町長に提言を行った。
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