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遁世

とんせい異読 とんぜい
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
1
標準
seclusion from the world
文例 · 用例
彼の文学は、本質的に我が『方丈記』や『徒然草』の類と同じく、仏教的無常観によった『遁世者の文学』であり、ヘルン自身がまた現実の『遁世者』であった。
室生犀星と佐藤春夫の二詩友を偲びつつ 小泉八雲の家庭生活 青空文庫
とにかく全巻を通じて無常を説き遁世をすすめ生死の一大事を覚悟すべしと説いたものが甚だ多い。
寺田寅彦 徒然草の鑑賞 青空文庫
かように、一方では遁世を勧めると同時に、また一方では俗人の処世の道を講釈しているのが面白い。
寺田寅彦 徒然草の鑑賞 青空文庫
第五十八段に実用向遁世法を説いているのなどもその傾向を示すかと思う。
寺田寅彦 徒然草の鑑賞 青空文庫
とにかく一方では遁世守愚をすすめながらも、また一方では知識というものの効能を高く買っていることがよくわかる。
寺田寅彦 徒然草の鑑賞 青空文庫
訪問者も絶えて無いので何だか昔の厭人病者の物わびしい遁世生活を思ひます。
萩原朔太郎 田端に居た頃 青空文庫
風流とかさびとかいう言葉が通例消極的な遁世的な意味にのみ解釈され、使用されて来た。
寺田寅彦 俳句の精神 青空文庫
また自然の野山に黙って咲く草木の花のように、ありとあらゆる美しい事、善い事が併立して行かれないからと言って、そのためにこの世をはかなんで遁世の志をいだくというわけでもない。
寺田寅彦 神田を散歩して 青空文庫
作例 · 標準
彼は俗世の喧騒を離れ、山奥で遁世の生活を送った。
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文学作品には、権力争いを嫌って遁世する人物がよく登場する。
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遁世することで心の平穏を得ようとした。
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2
標準
monastic seclusion
作例 · 標準
彼は若くして仏門に入り、遁世の身となった。
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厳しい修行のため、僧侶は遁世して山寺にこもった。
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遁世して初めて、彼は本当の自分と向き合うことができた。
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