汲み取り
くみとり
名詞
標準
dipping up (night soil)
文例 · 用例
「汲み取り便所は如何に改善すべきか?
— 太宰治 『葉』 青空文庫
微衷をお汲み取り願い上げます。
— 太宰治 『新ハムレット』 青空文庫
仏は知見を以って何事も、広く知食すことなれば、そなたの念仏代りの言葉をも、とくと事情をお汲み取りなされ、念仏に通用さして下さるはもとより、只今|正定聚の数に入り、極楽往生疑いなし。
— 岡本かの子 『取返し物語』 青空文庫
それは私達の眞意を汲み取り得なかつたからなのでした。
— 水野仙子 『冬を迎へようとして』 青空文庫
さうなると相手の心を静かに汲み取り、そして自分も薄ら甘い何かに咽び入る性質の川瀬は、横を向いて困つた笑ひを浮べた。
— 牧野信一 『蝉』 青空文庫
駿介も附いて行つたことはあるが、肥桶を車の上に乘せたり、歸りの車を父に代つて引くことがあるくらゐで、汲み取りの仕事には從はなかつた。
— 島木健作 『續生活の探求』 青空文庫
良心に必要なだけの満足を汲み取りか、食慾に必要なだけの金を工面して生きてゆくことにも閉口トンシュでございます。
— 林芙美子 『新版 放浪記』 青空文庫
昨日以来、大体に於いて、只今の民俗学の概念はお汲み取り下さつたものと存じます。
— 折口信夫 『国語と民俗学』 青空文庫
標準
understanding