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炬火

きょか異読 こか
名詞
1
標準
pine torch
文例 · 用例
永遠は汝が眼の裡に微笑むでゐた……此の世を去つた炬火、空にて再びともれよ!
中原中也 ヂェラルド・ド・ネルヴァル 青空文庫
「エンマは、炬火の光で、眞夜中に嫁入りしたいと思つた。
太宰治 道化の華 青空文庫
その老人が樺炬火をかざして、その握り方で光力を加減しながら、川の上に半身を乗りだすような身構えで、鰭や尾を水から上に出しながら、真黒に競合って鮭の昇ってくる具合を見つめていた……それは清逸が孵化場の給仕をしていたころに受けた印象の一つだったが、火影を見るにつけてそれがすぐに思いだされた。
有島武郎 星座 青空文庫
ことにこの山中に生ずるサヤハタという木は、水中に在ってもよく燃えるので、その皮を炬火として大雨中でも振回して歩く事が出来るそうだ。
押川春浪 本州横断 癇癪徒歩旅行 青空文庫
雲暗し、雲暗し、曠野をふ狩の公子が、獸を照す炬火は、末枯の尾花に落葉の紅の燃ゆるにこそ。
泉鏡太郎 五月より 青空文庫
もしも、あなたがこれから十年二十年とこのにくさげな世のなかにどうにかして炬火きどりで生きとほして、それから、もいちど忘れずに私をお呼びくだされたなら、私、どんなにうれしいでせう。
太宰治 猿面冠者 青空文庫
もしも、あなたがこれから十年二十年とこのにくさげな世のなかにどうにかして炬火きどりで生きとおして、それから、もいちど忘れずに私をお呼びくだされたなら、私、どんなにうれしいでしょう。
太宰治 猿面冠者 青空文庫
個種個族個體の内部より愍む可き小さな智慧の炬火で照らして觀察し解釋し批判すれば、生物の生滅は生存の競爭の結果だなどとも道ひ得るのであるが、大處より觀れば手を拍つて笑ふ可き人間の私から造り出した棘刺刻猴の淺論であるに過ぎぬ。
幸田露伴 努力論 青空文庫
作例 · 標準
古代の祭りで、村人たちは炬火を掲げて暗闇を進んだ。
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登山隊は、夜間の視界確保のために炬火を使った。
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博物館で、昔の灯火具として展示されていた炬火を見た。
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2
標準
bonfire
作例 · 標準
夏祭りの夜、海岸で盛大な炬火が焚かれ、皆で火を囲んだ。
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キャンプファイヤーで、生徒たちは歌ったり話したりしながら炬火を楽しんだ。
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慰霊祭の最後に、平和を願って小さな炬火が灯された。
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