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かがり火

かがりび
名詞
1
標準
fire built in an iron basket (watch fire, fishing fire, etc.)
文例 · 用例
宿屋の店頭には、かがり火をたき、白木の金剛杖をたばに組んで、縄でくくり、往来に突きだしてある。
小島烏水 不尽の高根 青空文庫
それは庭の祭りのかがり火であった。
岡本かの子 富士 青空文庫
かがり火は、薪木の性と見え、時折、ぷちぱちと撥ね、不平そうに火勢をよじりうねらすが、寂莫たる天地は何の攪き乱さるる様子もなく、天地創ってこのかた、たそがれちょうものの待つ、それは眠るにも非ず覚めたるにも非ざる中間に於て悠久なるものを情緒に於て捉えようとするかれ持前の思惟の仕方を続けている。
岡本かの子 富士 青空文庫
水のいろをかがり火のまわりに浸して静に囲んでいる。
岡本かの子 富士 青空文庫
かがり火も張合いがなく、まもなく火勢をもとの蕊立ちの形に引伸し焔の末だけ、とよとよとよとよと呟かしている。
岡本かの子 富士 青空文庫
晩秋の夕の露気に亀縮んだ山の祖神の老翁は、せめてこのかがり火に近寄ってあたりたかったが、それは許されないことである。
岡本かの子 富士 青空文庫
今宵のこの庭のかがり火は純粋な神のみが使う資格のある聖なる祭の火であった。
岡本かの子 富士 青空文庫
神の道しるべの庭のかがり火は精気を増して燃えさかっている。
岡本かの子 富士 青空文庫
作例 · 標準
長良川の鵜飼いでは、夜の闇を照らすかがり火が幻想的な雰囲気を醸し出す。
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闇夜の海上にかがり火を焚き、魚をおびき寄せる伝統的な漁法がある。
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山頂の見張り台から、敵の接近を知らせるためのかがり火が上がった。
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2
標準
brothel-keeper (Edo period)
作例 · 標準
「よぉ、かがり火。今宵も賑わっているじゃねえか。」と、男は店の主人に声をかけた。
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江戸時代の遊郭では、かがり火と呼ばれる男たちが店の経営を取り仕切っていたという。
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その小説には、抜け目のないかがり火と、彼に翻弄される遊女たちの姿が生き生きと描かれている。
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