魔除け
まよけ
名詞
標準
charm against evil spirits
文例 · 用例
それこそはたびたび聞いた西蔵の魔除けの幡なのでした。
— 宮沢賢治 『ペンネンネンネンネン・ネネムの伝記』 青空文庫
すると、その言葉が何か魔除けの呪文ででもあったかのように、塀の上の目鼻も判然としない杓文字に似た小さい顔が、すっと消えた。
— 太宰治 『春の盗賊』 青空文庫
其枕頭には魔除けの為めに曩日の鍾馗の画像が立てかけられてあり、わたくしは二十幾年ぶりかに、ゆくりなくも此分身に邂逅したことがあつた。
— 木下杢太郎 『本の装釘』 青空文庫
あなた、行って見てもいゝですが、ばあさんの部屋はきれいに片付けられていま魔除けの鍾馗さまの人形が一つ赤鬼をひっ掴んで八方を睨んでるだけでさ」 夜の八時過ぎになるのに母はなか/\戻って来ませんでした。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
お作は翌日親類の老人に話して、魔除けの祈祷でもしてもらうように頼みたいと思って、その夜はおっちりともせずに夜を明かし、朝飯がすんだなら畑の仕事も休んで、親類の家へ往こうと思って飯を喫っていると、門口で錫杖を鳴らす音がした。
— 田中貢太郎 『妖怪記』 青空文庫
其の日私は彼に悪魔除けのメレックと称する髯面男の像を作って来るようにいいつけた。
— ※ 『南島譚』 青空文庫
この腰の物は、魔除けに、と云う細君の心添で。
— 泉鏡花 『沼夫人』 青空文庫
花咲かば告げむと いいし山寺の使は来たり、馬に 鞍くらまの山のうず 桜…… ふと、前刻の花道を思い出して、どこで覚えたか、魔除けの呪のように、わざと素よみの口の裡で、一歩、二歩、擬宝珠へ寄った処は、あいてはどうやら鞍馬の山の御曹子。
— 泉鏡花 『白花の朝顔』 青空文庫
作例 · 標準
玄関先に飾られたシーサーは、家の中に災いが入らないようにとの魔除けだ。
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彼女はお守りとして、強力な魔除けの効果があるというパワーストーンを身につけている。
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節分の夜、柊の枝に鰯の頭を刺したものを門口に掲げて魔除けとした。
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