給料
きゅうりょう
名詞頻度ランク #3697 · 青空 805 例
標準
salary
文例 · 用例
併し序に言ふが、給料はといつたら、それはそれはお話にならないもので、女優の三分の一は十円乃至十五円といふ、彼等の必需品化粧料を買ふさへ出兼る程のそれだつたのである。
— ――飜弄さる 『蜻蛉』 青空文庫
彼女は、連れ出した男を此の世に於ける唯一の寄すがり者のやうに思へる心に浮々した足取で、そのフェルトをペタペタ夜道に打つつけながら、解雇された仲間で一番給料も多かつた男の下宿の方に歩んだ。
— ――飜弄さる 『蜻蛉』 青空文庫
一|等だと二千円――僕の二年分の給料以上のお金がいきなり懷に飛びこんでくる……」 そこで言葉を途切つて、青木さんは不|意に眞顏になりながら、ぢつと奧さんの顏を見詰めた。
— 南部修太郎 『夢』 青空文庫
はじめのうちは金が、──地方の慾ばり屋がどんどん送ってよこすので──豊富で給料も十八円ずつくれたが、そのうち十七円にさげられた。
— 黒島傳治 『自伝』 青空文庫
下 此二人の少女は共に東京電話交換局の交換手であって、主人の少女は江藤お秀という、客の少女は田川お富といい、交換手としては両人とも老練の方であるがお秀は局を勤めるようになった以来、未だ二年許りであるから給料は漸と十五銭であった。
— 国木田独歩 『二少女』 青空文庫
それも多少は祖母を引うけた家から扶助でもらって僅かに糊口を立てていたので、お秀の給料と針仕事とでは三人の口はとても過活されなかった。
— 国木田独歩 『二少女』 青空文庫
六カ月も、七カ月も、一元の給料さえ、兵卒に支払わない、その督弁の張宗昌は、城門附近で、自動車から、あわれげな乞食の親子を見て、扈従に、三百元を放ってやらした。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
逃亡の防止策としては、給料が払われなかった。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
作例 · 標準
「よし!今回のボーナスで、ずっと欲しかった時計を自分への給料として買うんだ」
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彼は給料袋を妻に渡すとき、少しだけ誇らしげな顔をした。
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「給料日前だから、今日はコンビニのカップ麺で我慢だな」と学生時代の友人が笑った。
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月末の残業続きだったが、口座に振り込まれた給料を見て、ようやく疲れが吹き飛んだ。
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