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空にする

からにする
表現動詞-サ変-する
1
標準
to empty
文例 · 用例
……『――折角の葛飾の心遣いを空にするようですけれども、それだからと申しまして、わたくしにしてみればこれ以上隠し立てをするわけにはゆきません……』と美代子は咽び泣きながら役人に打ち明けた。
渡辺温 遺書に就て 青空文庫
あたりが薄暗くなつたのを待ち構えて私は、四五日前から引き移つてゐる海辺の旅舎を毎晩空にするのであつた。
牧野信一 鱗雲 青空文庫
さよは、盆にのせてそれを良人にすすめ、彼が仰向いてすっかりコップを空にする様子を見守った。
宮本百合子 心の河 青空文庫
をぢさん、一つ、このウィスキーを空にするまで飲みませんか、僕が今夜の宴会は持ちますよ……」 と云つて、盛んに、亭主のグラスにウィスキーをつぎ、ゆき子にも飲めと云つて、わざと手をさしのべて、グラスを唇へあてがつてやつた。
林芙美子 浮雲 青空文庫
ほとんど、壜を空にするまで三人は飲みつゞけた。
林芙美子 浮雲 青空文庫
今時の民家は此様の法をしらずして行規を乱にして名を穢し、親兄弟に辱をあたへ一生身を空にする者有り。
福沢諭吉 女大学評論 青空文庫
二条から半時ごとに花時を空にするなと仕立てる汽車が、今着いたばかりの好男子好女子をことごとく嵐山の花に向って吐き送る。
夏目漱石 虞美人草 青空文庫
おかげで、聖モリッツや、モントルウや、インタラアケンや、ルツェルンなどの小博物館のような記念品屋で、水を入れると歌い出す小鳥のコップ・開け方のわからない謎の洋襟箱・検微鏡でなければ針の読めない小さな時計・オルゴウル入りで「|甘い家庭」を奏する煙草壷、なんかが店を空にするまで売れて往くのだ。
白い謝肉祭 踊る地平線 青空文庫
作例 · 標準
引っ越しのため、冷蔵庫の中身を全部出して空にした。
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「この箱、もう使わないから空にしておこう。」
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長年使っていた棚を片付け、埃を拭いて空にした。
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大掃除の際、戸棚の奥まで全部出して空にするのは大変だった。
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