裁判沙汰
さいばんざた
名詞
標準
matter for the court
文例 · 用例
一説によれば chicane の略で裁判沙汰を縺れさせる「繊巧な詭計」を心得ているというような意味がもとになっている。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
幸徳某|外二十幾名が不軌を計つたと伝へられ、やがてそれが検挙となつて裁判沙汰に行はれた。
— 平出修 『畜生道』 青空文庫
たって、裁判沙汰にしないとなら、生きておらぬ。
— 泉鏡花 『眉かくしの霊』 青空文庫
大佐の話してくれたことから、こちらのアクトンさんとカニンガム家のあいだで裁判沙汰が続いていることは知っていました。
— THE REIGATE PUZZLE 『ライギット・パズル』 青空文庫
江戸時代にはなにかの裁判沙汰があれば、かならずその町内の家主が関係することになっているので、岡っ引を勤めていた半七老人とはまったく縁のない商売ではなかった。
— 岡本綺堂 『三浦老人昔話』 青空文庫
最近資本系統が代って、その技術家はやめることになり、退職金を半分貰ったきりなので、愈々そのドックをやりはじめたいと、O・Tと交渉したが、某は既に没しているので、裁判沙汰となった。
— 宮本百合子 『くちなし』 青空文庫
咲子嫂さまは相變らず一萬圓くれとか、でなかつたら裁判沙汰にするとか息卷いて、質の惡い仲人とぐるになつてお父さまをくるしめてゐます。
— 嘉村礒多 『業苦』 青空文庫
曾て雪子の父と山林の境界で裁判沙汰になるまで争つたのだから。
— 嘉村礒多 『途上』 青空文庫
作例 · 標準
ご近所トラブルがエスカレートして、ついに裁判沙汰になってしまった。
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できることなら、裁判沙汰は避けたいものだ。
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あの会社は、顧客との間で頻繁に裁判沙汰を起こしているらしい。
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