幻辞.com

餓狼

がろう
名詞
1
標準
hungry wolf
文例 · 用例
況んや其の性情拗戻辛辣にして、自ら轗軻蹉躓、百事不如意の境遇を招致し、而して不平鬱勃、渇虎餓狼の如き状に在るものの、詭激側仄の感情より生じたる論議評隲に於てをやである。
幸田露伴 努力論 青空文庫
」 そう呟きながらも、まだ、餓狼のような、猛悪な構えは、止めなかった。
三上於菟吉 雪之丞変化 青空文庫
スキチアの遊牧民を駆って、餌を尋ねる多数の餓狼の如くに、その生れ故郷を捨てさせたものは、欠乏に外ならなかった。
AN ESSAY ON THE PRINCIPLE OF POPULATION 人口論 青空文庫
富める土豪の畑の上、農夫は群れて畝に添ひ、互に向ひあひ乍ら小麥大麥刈り行けば、紛々として地に落つる穗のうづ高く積るごと、トロイア及びアカイアの軍勢互に進み行き、 70殺戮互に行ひて卑怯の逃を思ふ無く、互に屈せず奮然と餓狼の如く突き進む。
ILIAS イーリアス 青空文庫
へたに投げ出してみたならば、それこそ群がる餓狼のために、肉の倉庫を開放したようなもので、徒らに貪婪と争闘との餌食を供するに過ぎないのだ。
新月の巻 大菩薩峠 青空文庫
それまで唖のように眼を光らしていた男たちは、おおという声とともに、兇悪な餓狼となって、範宴と性善坊を輪のなかにつつみ、八方から、躍りかかった。
吉川英治 親鸞 青空文庫
けれど、どこかに、餓狼の風貌がある。
吉川英治 平の将門 青空文庫
――崩れたと見たら、一片の肉に餓狼の寄るように、分け前を争う敵が、今川と呼応してなだれこむにきまっていた。
第二分冊 新書太閤記 青空文庫
作例 · 標準
獲物を求めて荒野を彷徨う餓狼のような鋭い眼差しに射すくめられ、思わず身震いした。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
彼はリングに上がると豹変し、まるで餓狼が獲物に食らいつくかのような猛攻を対戦相手に浴びせた。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
吹雪の夜、山小屋の近くで餓狼の遠吠えが不気味に響き渡り、一行の間に緊張が走った。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview