通り道
とおりみち
名詞頻度ランク #29965 · 青空 79 例
標準
passage
文例 · 用例
文学といふものが、凡そ文字を知つてゐれば、誰にも読むことが出来るといふことからして、余りに文士志望者が容易に生じるといつた現状だが、文学を仕事とするからには、※ルレーヌの言葉を以てすれば、「自分の通り道にあつたものだけを読むだけ」の努力では何にもならぬ。
— 中原中也 『撫でられた象』 青空文庫
ところが此処は朝夕学校への通り道でしたから毎日のように遊びに寄って、種々の読本の類を引ずり出しては、其絵を見るのと絵解を聞くのを楽しみにしました。
— 幸田露伴 『少年時代』 青空文庫
「いたいじゃありませんか、奥さん」「なんだって、通り道なんかに、寝ているのさ!
— ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 『アヒルの庭で』 青空文庫
そしてまもなく、いよいよお立ちになろうとなさいますと、ちょうど、大空のお通り道のある四つじに、だれだか一人の神が立ちはだかって、まぶしい光をきらきらと放ちながら、上は高天原までもあかあかと照らし、下は中つ国までいちめんに照り輝かせておりました。
— 鈴木三重吉 『古事記物語』 青空文庫
大空の神のお子がおくだりになろうとするのに、そのお通り道を妨げているおまえは何者かと、しっかり責めただして来い」とお言いつけになりました。
— 鈴木三重吉 『古事記物語』 青空文庫
横田いよいよ嘲笑いて、お手前とてもその通り道に悖りたる事はせぬと申さるるにあらずや、これが武具などならば、大金に代うとも惜しからじ、香木に不相応なる価をいださんとせらるるは若輩の心得ちがいなりと申候。
— 森鴎外 『興津弥五右衛門の遺書』 青空文庫
彼が扉をひきあけると中年の婦人が、彼の前に飛び出して来て、通り道をふさごうとした。
— THE YELLOW FACE 『黄色な顔』 青空文庫
戸を開け放すと、中年の女が前に飛び出してきて、通り道をふさごうとしたが、依頼人は女を押し戻し、みんなしてたちまち階段を駆け上がった。
— THE YELLOW FACE 『土色の顔』 青空文庫
作例 · 標準
この細い道は、近道としてよく使われる通り道だ。
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動物たちが森の中を通る通り道を見つけた。
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彼らは過去の栄光をたどるかのように、同じ通り道を進んだ。
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