鼻につく
はなにつく
表現動詞-五段-カ行
標準
to be cloying
文例 · 用例
○「自分ながら利口過ぎるのが鼻につくから、少し馬鹿になる稽古をしようと思うんだけど。
— 岡本かの子 『現代若き女性気質集』 青空文庫
しかし先ず大抵の絵は少し永く見ていると直にそれほどの魅力はなくなる、そして往々一種の堪え難い浮薄な厭味が鼻につく場合も少なくない。
— 寺田寅彦 『津田青楓君の画と南画の芸術的価値』 青空文庫
前者は何かしら考えさせよう考えさせようとする思わせぶりが至るところに鼻につくような気もするが、後者は反対に何事をも考えさせないように考えさせないようにとしているところがある。
— 寺田寅彦 『映画雑感(1)』 青空文庫
その當時の詩壇から見て、可成に新奇で鮮新な發明であつた特種のスタイルなども、今日では詩壇一般の類型となつて居て、むしろ常套の臭氣が鼻につくやうにさへなつて居る。
— 萩原朔太郎 『青猫』 青空文庫
「鼻につく」という言葉は、始めのうちは珍らしさに紛れていた臭味がだんだんとわかって来てうんざりした、嫌になった、飽き飽きしたという、多少前の「鼻|白む」というのと似通ったような表現であります。
— 夢野久作 『鼻の表現』 青空文庫
そこへ、もってきて、例のもっともらしい神秘化が行われるのだから、鼻につくこと一通りでありません。
— 平林初之輔 『愛読作家についての断片』 青空文庫
彼が、「仮死」の講義を長々とはじめても、鼻につくようなことはなく、かえって愛嬌に思われますし、どんなに奇々怪々な物語を――たとえば「黒猫」とか「蛾」のような物語をかいても、やはり自然という印象を与えます。
— 平林初之輔 『愛読作家についての断片』 青空文庫
19鼻につくからといつて香ひのせゐにするのはひどい。
— 北原白秋 『香ひの狩猟者』 青空文庫
作例 · 標準
甘すぎる香水は、かえって鼻につき、気分が悪くなる。
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彼は自慢話ばかりするので、聞いているほうは鼻につく思いだった。
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「このお菓子、甘すぎて鼻につくわ。」
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標準
to stink
作例 · 標準
ゴミ箱から異臭が鼻につき、すぐに片付けなければならないと感じた。
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排水溝に溜まった汚れが腐敗し、鼻につく臭いを放っていた。
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「うわ、この魚、鼻につく匂いがする!」
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