歯がゆい
はがゆい
形容詞頻度ランク #42078 · 青空 167 例
標準
(feeling) impatient
文例 · 用例
また、夜中に眼が覚めてみると、片腕から手さきがしびれて泣きたいような歯がゆいような心持がすることがある。
— 寺田寅彦 『猫の穴掘り』 青空文庫
死にかかつた犬をみるときのやうな歯がゆい感覚が、おれの心の底にわきあがつた。
— 萩原朔太郎 『月に吠える』 青空文庫
歯がゆい感じでした。
— 新美南吉 『いぼ』 青空文庫
私は、ただ、この弘前市の負けてゐながら、のほほん顔でゐるのが歯がゆいのである。
— 太宰治 『津軽』 青空文庫
たまに、「私」を出すことがあっても、それは凡庸な、おっとりした歯がゆいほどに善良な傍観者として、物語の外に全然オミットされるような性格として叙述されて在る。
— 太宰治 『春の盗賊』 青空文庫
あの人は、何かと気が弱く、それに、せんの女に捨てられたような工合らしく、そのゆえに、一層おどおどしている様子で、ずいぶん歯がゆいほど、すべてに自信がなく、痩せて小さく、お顔も貧相でございます。
— 太宰治 『皮膚と心』 青空文庫
石太郎が弁解しなかったのは、他人の罪をきて出ようというごとき高潔な動機からでなく、かれが、歯がゆいほどのぐずだったからにすぎない。
— 新美南吉 『屁』 青空文庫
しかし、客の世話や帳場の用事で動くのではなく、ただ眼に触れるものを、道具、畳、蒲団、襖、柱、廊下、その他片っ端から汚い汚いと言いながら、歯がゆいくらい几帳面に拭いたり掃いたり磨いたりして一日が暮れるのである。
— 織田作之助 『螢』 青空文庫
作例 · 標準
言いたいことが喉まで出かかっているのに言葉にできず、非常に歯がゆい思いをした。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
必死に努力している後輩を助けてあげたいが、手を出せない状況がもどかしく歯がゆい。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
故障のリハビリが思うように進まず、グラウンドを走る仲間を見るのは歯がゆいものだ。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview