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静粛

せいしゅく
形容動詞名詞頻度ランク #35972 · 青空 271
1
標準
silent
文例 · 用例
穂高といわず、槍ヶ岳といわず、奥常念、大天井に至るまで、万古の雪は蒸発しないで下層から解ける雪だ、死の如く静粛に、珠の如く浄美な雪から解けた水の、純粋性の緑を有することは、言うまでもない。
小島烏水 梓川の上流 青空文庫
水の面には、生の動揺といった象が見えている中に、これはまた青嵐も吹かば吹け、碧瑠璃のさざれ石の間に介まって、黙んまりとした|死の静粛
小島烏水 白峰山脈縦断記 青空文庫
白樺や五葉松は、制裁もなければ、保護もなく、永えに静粛に、そして厳格に、造化の大法を、寸分容赦なく行ってゆくように、この自然の王国から、定まれる寿命を召されて、根こそぎに、谷の中にたわいなく倒れている。
小島烏水 白峰山脈縦断記 青空文庫
あの底には、もしくは外には、都会がある、群集がある、燈火、音曲、寄席、芝居がある、群集と喧噪の圧迫から遁げて、天涯の一角に立ったときに、孤独と静粛の圧迫!
小島烏水 白峰山脈縦断記 青空文庫
峰から峰の偃松は、暴風雨のあとの海原のように凪いで、けろりと静まりかえっている、谷底の風の呻吟は、山の上が静粛になるだけ、それだけ、一層|凄まじく高く響いて来る。
小島烏水 白峰山脈縦断記 青空文庫
どうせ最後は静粛なる自然の中に葬られるにしても、少くとも山上の自分は、ゆうべ小舎の中で微小なる鼠一|疋に恐怖した自分ではなかった。
小島烏水 奥常念岳の絶巓に立つ記 青空文庫
だが、結局高い澄み切った青空の下で北欧の中秋の好晴の日は静粛な午後を保っていた。
岡本かの子 伯林の落葉 青空文庫
旧教の尼僧が静粛に聖書に読み耽っている。
吉行エイスケ 孟買挿話 青空文庫
作例 · 標準
「裁判長が入廷すると、法廷内は一瞬にして静粛に包まれた。」
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「『静粛に!話を聞きなさい』と先生が騒ぐ生徒たちをたしなめた。」
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「厳かな儀式の最中、参列者たちは静粛を保って見守っていた。」
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