落丁
らくちょう
名詞
標準
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文例 · 用例
殊に主人公の思ひあがつた奇々怪々の言動は、落丁の多いエンサイクロペヂアと全く似てゐる。
— 太宰治 『猿面冠者』 青空文庫
殊に主人公の思いあがった奇々怪々の言動は、落丁の多いエンサイクロペジアと全く似ている。
— 太宰治 『猿面冠者』 青空文庫
独り榛軒の養嗣子|棠軒は、嘉永五年十一月四日より明治四年四月十一日に至る稍詳密なる「棠軒公私略」を遺し、僅に中間明治元年三月中旬より二年六月上旬に至る落丁があるに過ぎぬが、其文には取つて蘭軒榛軒二代の事跡を補ふべきものが殆無い。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
几帳面な隣家のおばさんが毎日一枚づつ丁寧にカレンダーをへいで、間違へずに残らずむしり取つた日を祝つてその日を大晦日と称び、新らしく柱にかけかへられたカレンダーは落丁に十分の注意をもつて綴られたゝめ、又何年の一月一日とめでたくも始まつてゐるのだと覚えこんでゐたつていゝのだ。
— 尾形亀之助 『障子のある家』 青空文庫
又 人生は落丁の多い書物に似ている。
— 芥川龍之介 『侏儒の言葉』 青空文庫
又 人生は落丁の多い書物に似てゐる。
— 芥川龍之介 『侏儒の言葉』 青空文庫
落丁本 小石川の白山神社の坂を下りて登った処は本郷で、その辺を白山|上といいます。
— 小金井喜美子 『鴎外の思い出』 青空文庫
」「いや、あれは神田の方で買った古本に落丁があってね。
— 小金井喜美子 『鴎外の思い出』 青空文庫
作例 · 標準
せっかく買った小説に落丁があり、結末の数ページが抜け落ちていた。
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本を製本する過程でミスが発生し、一部のロットに落丁が出てしまった。
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古本屋で見つけた貴重な初版本だったが、残念なことに重大な落丁があった。
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ウィキペディア
落丁(らくちょう)は本のページが抜け落ちていること。また、その抜け落ちたページのこと。脱簡ともいう。また、本の一部のページが誤った順番に入れ替わったり、上下が逆になったりすることを乱丁(らんちょう)という。
出典: 落丁 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0