凶運
きょううん
名詞
標準
doom
文例 · 用例
それを臆測すれば、恐らくどこかに一つの驚くべき計画が残されていて、それが醸し出してくる凶運を、難解きわまる秘密記法にて覆い、人々がそれにあぐみ悩む有様を、秘かに横手で嗤おうという魂胆らしく思われるのだった。
— 小栗虫太郎 『黒死館殺人事件』 青空文庫
新たに君臨した恐怖の王の役人がいかなる凶運を宣言したかを――どうやってか判りませんが――私は知っていました。
— A. キングスフォード A. Kingsford 『夢日記』 青空文庫
私は、凶運に見舞われた全ての男女、どこでどう殺されるか知らぬままもうじき自分たちが死ぬことになると承知している男女と共に、どこか未知の目的地へと漆黒の闇を疾走する列車の中にいました。
— A. キングスフォード A. Kingsford 『夢日記』 青空文庫
他に先んじて凶運と死とに其者出で逢はむ。
— ILIAS 『イーリアス』 青空文庫
愚なるかな凶運を逃れて敵の舟よりし、風凄じきイーリオン都城をさして揚々と、戰車戰馬を引きかへす譽得べきに非りき、 115その事あるに先だちてヂュウカリオーンのすぐれし子、*イドメニュウスの槍により彼は非命に斃れたり。
— ILIAS 『イーリアス』 青空文庫
これだけではみんなささいなことばかりで、その姿のみにくい精力ぶりやあの背中をかがめて大またに歩いていた男の復讐を誓つた凶運がせまつてくる感じはお伝えできないでしよう。
— THE PURSUIT OF MR. BLUE 『青君の追跡』 青空文庫
それでわたしは、あの人たちに多少とも同情していた唯一の人間なので、この凶運の使者に立たされたのです」「なるほど、するとなぜ使者に立たされたのですかな?
— THE VAMPIRE OF THE VILLAGE 『村の吸血鬼』 青空文庫
もし卦面の告げがわたくしの運命だとしたら、何とか、その凶運を避ける術はないものでしょうか」「ないことはありません。
— 吉川英治 『新・水滸伝』 青空文庫
作例 · 標準
「まさか、立て続けに不幸に見舞われるなんて……。私、よほどの凶運を背負っているのかしら」
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古びた預言書には、この国を襲う凶運が不気味な挿絵とともに綴られていた。
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「うわあ、またパンクかよ! 今日は凶運に見放されない日だな」
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ギャンブルにのめり込んだ彼は、自らの凶運を呪いながらも最後の一枚を賭けた。
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