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財産家

ざいさんか
名詞
1
標準
wealthy individual
文例 · 用例
町内一の財産家といふに、家内は祖母と此子二人、萬の鍵に下腹冷えて留守は見渡しの總長屋、流石に錠前くだくもあらざりき、正太は先へあがりて風入りのよき塲處を見たてゝ、此處へ來ぬかと團扇の氣あつかひ、十三の子供にはませ過ぎてをかし。
樋口一葉 たけくらべ 青空文庫
眼光|炯々たるも物を言ふこと少しく遅し、ゲンゾスキー財産家、物を言ふこと少しく遅けれども眼光炯々たり。
……ある小さな官衙に関する幻想…… 猫の事務所 青空文庫
財産家の角力は引つけで取るものだ。
泉鏡太郎 火の用心の事 青空文庫
――西村二等卒は元来、東北の財産家の一人息子であったが、十三の年に父親が死ぬと間もなく一家が分散したので、母親に連れられて長崎の親類の処へ行くうちに、あわれや乞食にまで零落して終った。
夢野久作 いなか、の、じけん 青空文庫
うちが財産家なので、ぶらぶら遊んでゐる。
太宰治 猿面冠者 青空文庫
うちが財産家なので、ぶらぶら遊んでいる。
太宰治 猿面冠者 青空文庫
五萬圓の財産家たることを畢世の理想としてゐた漢文の先生の憧憬。
南部修太郎 猫又先生 青空文庫
若き娘に幸あれと、餅屋の前を通過ぎつつ、 ――若い衆、綺麗な娘さんだね、いい婿さんが持たせたいね―― ――ええ、餅屋の婿さんは知りませんが、向う側のあの長い塀、それ、柳のわきの裏門のありますお邸は、……旦那、大財産家でございましてな。
泉鏡花 雛がたり 青空文庫
作例 · 標準
彼は若くして財産家となり、多くの慈善活動を行った。
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あの財産家は、絵画や骨董品の収集を趣味としている。
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「まさか、彼がこんな財産家だったとはね。」と彼女は驚いた。
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