退歩
たいほ
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
retrogression
文例 · 用例
進歩していない、というと悪く聞えますが、退歩していないと言い直したらどうでしょう。
— 太宰治 『炎天汗談』 青空文庫
退歩しないという事は、之はよほどの事なのです。
— 太宰治 『炎天汗談』 青空文庫
退歩しないというのは、これはよほどの努力です。
— 太宰治 『炎天汗談』 青空文庫
たいていの人は年齢と共に退歩する。
— 太宰治 『炎天汗談』 青空文庫
僕にとつては、生涯に一の「進歩」もない代り、また「退歩」といふこともなく、常に同じ所に止まつてゐる。
— 萩原朔太郎 『室生犀星君の人物について』 青空文庫
東京市民と江戸町人と比べると、少なくも火事に対してはむしろ今のほうがだいぶ退歩している。
— 寺田寅彦 『時事雑感』 青空文庫
自負心は惰気を生じ、虚栄を夢み、沈衰となり、退歩となる。
— 押川春浪 『警戒すべき日本』 青空文庫
夫でペリカンの方でも半ば余に愛想を尽かし、余の方でも半ばペリカンを見限って、此正月「彼岸過迄」を筆するときは又|一と時代退歩して、ペンとそうしてペン軸の旧弊な昔に逆戻りをした。
— 夏目漱石 『余と万年筆』 青空文庫
作例 · 標準
科学技術が飛躍的に進歩している一方で、人々の道徳心は逆に退歩しているのではないかという懸念もある。
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日々の練習を一日でも怠れば、現状を維持するどころか退歩してしまうのがプロスポーツの厳しい現実だ。
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時代に逆行するような閉鎖的な政策は、近代民主主義の退歩以外の何物でもない。
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