官許
かんきょ
名詞動詞-サ変動詞-他動詞
標準
government permission
文例 · 用例
そして伝教大師は、この戒壇には日本国民残らず全部を登壇授戒せしめて、一挙に民族精神の作興を企図されたのですが、南都の旧套仏教家の妨害に遭って、生前にはその官許を得られませんでしたが、死後、比叡山にこの授戒は行われたのであります。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
死人の後家彼僧主を頼み、僧主官許を得て、今は回教僧だが昔取つた杵柄と丹誠を凝し、上帝に祈る事僅かに數分、爾時尸肉忽ち落ち失せ白骨のみ存つた。
— 南方熊楠 『詛言に就て』 青空文庫
少くとも現代日本の官許教育方針を丸薬の如く服膺出来ない点だけでも、明に即刻放逐さるべき不良教師である。
— 薄田泣菫 『艸木虫魚』 青空文庫
江戸では安政六年の九月、神田のお玉ヶ池(松枝町)に種痘所というものが官許の看板をかけました。
— 河豚太鼓 『半七捕物帳』 青空文庫
自然な言論を行政的に統制しコントロールするだけではなく、一定の官製ニュースと官許ニュースとを提供することであり(それが前に言った似而非統制であるが)、それだけではなく、この積極的な統制ニュースに自発的に輪をかけた社会面記事などを載せざるを得なくなった。
— 戸坂潤 『思想動員論』 青空文庫
フランスの兵が若し官許を得て通るのなら、前以て外国事務係前宇和島藩主|伊達伊予守宗城から通知がある筈であるに、それが無い。
— 森鴎外 『堺事件』 青空文庫
明治十二年官許|代言人、今から見ればとても古くさい名だが、十二人とかしかなかった最初の仲間の一人であったときいている。
— 長谷川時雨 『大丸呉服店』 青空文庫
青年の書生わずかに数巻の書を読めばすなわち官途に志し、有志の町人わずかに数百の元金あればすなわち官の名を仮りて商売を行なわんとし、学校も官許なり、説教も官許なり、牧牛も官許、養蚕も官許、およそ民間の事業、十に七、八は官の関せざるものなし。
— 福沢諭吉 『学問のすすめ』 青空文庫
作例 · 標準
その事業は、行政からの官許を得て初めて開始できるものだった。
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昔は、お酒の醸造にも官許が必要だったんですよ。
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この建物の増築は、建築基準法に適合していることを官許され、許可が下りました。
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新しい店舗の開店にあたり、必要な書類を提出して官許を待っているところです。
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