佳節
かせつ
名詞
標準
auspicious occasion
文例 · 用例
九月九日謙信は重陽の佳節を祝した後、夕方例の如く古詩を誦しつつ高地を漫歩しつつ遙に海津城をのぞめば炊煙異常に立ちのぼっている。
— 菊池寛 『川中島合戦』 青空文庫
かくて、明治二十二年二月十一日、紀元の佳節を期して、わが万世不磨の大典は全国に発布されたのである。
— 菊池寛 『二千六百年史抄』 青空文庫
」此会は好記念であつたと見えて、其詩に「老来佳節幾歓場、最憶牛門九日觴」と云つてある。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
冬至の佳節なればとて家人柚湯をたく。
— 永井荷風 『荷風戰後日歴 第一』 青空文庫
端午の佳節なれど特に記すべきことなし。
— 断腸亭日記巻之三大正八年歳次己未 『断腸亭日乗』 青空文庫
わたくしは年々枕山がつくる所の詩賦を誦み、昔江戸の詩人の佳節に逢うごとに、いかにその風月を賞して人生至上の楽事となしたかを思い、翻って大正の今日にあっては此の如き往時の慣習既に久しく廃せられてまた興すに道なきことを悲しまなければならない。
— 永井荷風 『下谷叢話』 青空文庫
九月九日重陽の佳節に飯沼弘経寺の住職梅痴上人が俄に病んで寂した。
— 永井荷風 『下谷叢話』 青空文庫
独在異郷為異客、毎逢佳節倍思親、遙知兄弟登高処、※挿茱萸少一人、手種茱萸旧井傍、幾回春露又秋霜、今来独向秦中見、攀折無時不断腸、 昔中国から来た呉茱萸が今日本諸州の農家の庭先きなどに往々植えてあるのを見かけるのは敢て珍らしいことではない。
— 牧野富太郎 『植物一日一題』 青空文庫
作例 · 標準
結婚30周年という佳節を迎え、夫婦はこれまでの歩みを静かに振り返った。
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会社の創立記念日である佳節に、長年の功労者たちが表彰された。
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年末年始は、家族や友人と過ごす一年で最も佳節となる時期だ。
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