無差別
むさべつ
名詞頻度ランク #16005 · 青空 134 例
標準
indiscrimination
文例 · 用例
單に人道主義といふ如き感傷觀で、二者を無差別に崇拜する白樺派のヒロイズムは、僕にとつてあまり子供らしく淺薄に思はれた。
— 萩原朔太郎 『初めてドストイェフスキイを讀んだ頃』 青空文庫
禍ひの神といふ者もしあらば、正しく我身さそはれしなり、此時の心何を思ひけん、善とも知らず悪しとも知らず、唯懐かしの念に迫まられて身は前後無差別に、免がれ出しなり薄井の家を。
— 樋口一葉 『雪の日』 青空文庫
すなわち当面の問題に多少の関係さえあれば、これが如何に目下の研究に縁が遠くまた如何に古くまた無価値ないしは全然間違ったものでも無差別無批評に列挙するという風の傾向を生じる事もある。
— 寺田寅彦 『科学上の骨董趣味と温故知新』 青空文庫
しかしこの傾向が極端になると、古いものは何物でも無価値と考え、新しきものは無差別に尊重するような傾向を生じやすいのである。
— 寺田寅彦 『科学上の骨董趣味と温故知新』 青空文庫
小区域の驟雨が某市街を通過するか、その近郊のみを過ぐるかはその市民にとりては無差別にはあらず。
— 寺田寅彦 『自然現象の予報』 青空文庫
科学上ではなんらかの画紀元的の進展を与えた新しい観念や学説がほとんど皆すぐれた頭脳の直観に基づくものであるという事は今さらに贅言を要しない事であるにかかわらず、昔も今も通有な一種の偏狭なアカデミックの学風は、無差別的に直観そのものを軽んじあるいは避忌するような傾向を生じている。
— 寺田寅彦 『ルクレチウスと科学』 青空文庫
けだしこの一派の迷妄は、その芸術上に於て正しく求めようとする美の意識と、政治運動としてのイデオロギイとを、無差別に錯覚している無智に存する。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
故に始めに例題した多数者の通解も、後に説いた個人的な特殊な場合も、すべてこの場合には同じであって、無差別一様に考え得られる。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
作例 · 標準
あらゆる差別を撤廃し、無差別な博愛の精神を持つことが宗教の理想だ。
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その競技会は、性別や年齢に関係なく無差別に誰でも参加できる。
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彼は敵味方の区別なく、無差別に負傷者を救護する活動を続けている。
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標準
indiscriminate
作例 · 標準
自然災害は、富める者も貧しい者も無差別に襲いかかる。
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インターネット上の誹謗中傷は、特定の個人だけでなく無差別に広がることがある。
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「こんな無差別な解雇は認められない。不当解雇として訴えるべきだ」
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