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大鍋

おおなべ
名詞
1
標準
large pot
文例 · 用例
早速、焚火にかかって、徒渉に濡れた脚絆を乾すやら、大鍋を吊して湯を沸かしたりする。
小島烏水 白峰山脈縦断記 青空文庫
はじめよりして、ものゝ可懐しかつたのは、底暗い納戸の炉に、大鍋と思ふのに、ちら/\と搦んで居る焚火であつた、この火は、車の上から、彼処に茶屋と見た時から、迷つた深山路の孤屋の灯のやうに嬉しかつた。
泉鏡太郎 十和田湖 青空文庫
大鍋の中では、羊や馬の肉に交って、哀れなシャクの肉もふつふつ煮えていた。
中島敦 狐憑 青空文庫
大鍋の中では、羊や馬の肉に交つて、哀れなシャクの肉もふつ/\煮えてゐた。
中島敦 狐憑 青空文庫
母は気が弱いので、既う目尻を袖口で拭つて、何か独りで囁吩けられたなりに、大鍋をガチヤ/\させて棚から下してゐた。
石川啄木 刑余の叔父 青空文庫
」 と二竈の大鍋の下を焚つけていた、姉さんかぶりの結綿の花嫁が返事をすると、「その大皿と、丼を――それ、嫁さん、そっちの戸棚。
泉鏡花 卵塔場の天女 青空文庫
大鍋をとり囲んで酒盛りだつた。
牧野信一 月あかり 青空文庫
見ると連中は大鍋を突きながら、消防小屋の移転問題に甲論乙駁の真最中だつた。
牧野信一 月あかり 青空文庫
作例 · 標準
例句