防腐剤
ぼうふざい
名詞
標準
antiseptic
文例 · 用例
胃腸が悪くなった時、医者から貰って飲む薬は、ただ痛みを止めたり、胃腸の中の残留物を除いたり、あるいはその腐敗を止める防腐剤などであって、特に胃腸そのものを良くするという薬は入っていません。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
文学が其の効用を発揮するとすれば、それは、斯ういう時世に兎もすれば見のがされ勝ちな我々の精神の外剛内柔性――或いは、気負い立った外面の下に隠された思考忌避性といったようなものへの、一種の防腐剤としてであろうかと思われるが、之もまだハッキリ言い切る勇気はない。
— 中島敦 『章魚木の下で』 青空文庫
むごたらしい人間の私は、三毛がこの防腐剤にまみれた足と子猫で家じゅうの畳をよごしあるく事に何よりも当惑したので、すぐに三毛をかかえて風呂場にはいって石鹸で洗滌を始めたが、このねばねばした油が密生した毛の中に滲透したのはなかなか容易にはとれそうもなかった。
— 寺田寅彦 『子猫』 青空文庫
」 私は窓ぎはの白い卓子の上で、甲虫の脚をそろへ、蝶の翅を展して防腐剤を注射するのであつた。
— 牧野信一 『真夏の朝のひとゝき』 青空文庫
防腐剤添加の敬坊、坊ちやんは私を忘れてゐなかつた。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
ところが何しろ防腐剤なぞいうものが無い頃なので、冬分ではあったが、腐るのがだんだん早くなって、一つの絵の写し初めと写し終りとは丸で姿が違うようになった。
— 夢野久作 『ドグラ・マグラ』 青空文庫
このあるもの、霊の酵母がないと防腐剤がない肉のように、恋は臭いを発するようになる。
— 倉田百三 『女性の諸問題』 青空文庫
わしの創案した防腐剤の偉力は、このとおりじゃ。
— 寺島柾史 『怪奇人造島』 青空文庫
作例 · 標準
傷口には必ず防腐剤を塗って、感染を防ぎましょう。
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この軟膏には強力な防腐剤が含まれている。
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防腐剤の匂いがきついので、換気をしながら使ってください。
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標準
preservative
作例 · 標準
このパンは防腐剤不使用なので、早めに食べてください。
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多くの加工食品には、鮮度を保つために防腐剤が添加されている。
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自然派の化粧品は、防腐剤の使用を極力控えています。
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