辺防
へんぼう
名詞
標準
frontier defences
文例 · 用例
時々思い出して切なくなる荘子にそう思わせる麗姫はもと秦の辺防を司る将軍の一人娘であった。
— 岡本かの子 『荘子』 青空文庫
家光は東国の辺防を寛うすべからずと云って許さず、よって板倉内膳正|重昌を正使とし、目付|石谷十蔵貞清を副使と定めた。
— 菊池寛 『島原の乱』 青空文庫
清廷が特に将軍をイリに駐紮せしめて、辺防に任ぜしむるゆえんのものは、もとより偶然にあらず。
— 日野強 『新疆所感』 青空文庫
しかもその往還すこぶる煩多きがゆえに、一時これを廃して筑紫人を用いしが、辺防たちまちにして荒廃せり。
— 喜田貞吉 『武士を夷ということの考』 青空文庫
北辺防備の基礎は、雪、氷、低温などに基づく諸障害の克服にあるという私たちの昔からの持論は今でも変らない。
— 中谷宇吉郎 『二つの序文』 青空文庫
今日いろいろな北辺防備に伴なう実際問題を解こうとしているわれわれの努力は、そういう意味で、過去十二年にわたる私たちの雪の研究にその基礎を置いている。
— 中谷宇吉郎 『二つの序文』 青空文庫
この付近一帯の土地を、アメリカがデンマークから租借して、りっぱな飛行場をつくり、それを「北辺防備の第一線」としている。
— 中谷宇吉郎 『白い月の世界』 青空文庫
そういう仕事に著手しているところを見ると、泉石は北辺防備に早くから心を致していたものと思われる。
— 中谷宇吉郎 『『雪華図説』の研究後日譚』 青空文庫
作例 · 標準
古代の帝国は、北方の遊牧民の侵攻に備えて辺防を固めることに莫大な資金を投じた。
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辺防の任に就いた兵士たちは、厳しい自然環境の中で昼夜を問わず国境の監視を続けた。
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将軍は辺防の視察から戻ると、直ちに皇帝へ国境地帯の切迫した状況を報告した。
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