変貌
へんぼう
名詞動詞-サ変動詞-自動詞頻度ランク #11834 · 青空 268 例
標準
transfiguration
文例 · 用例
岳神が変貌して、そしてこういうふうに言い出すとき、その「わたくし」は、最早岳神みずからのことを指すのではなかった。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
異性にしていい寄る恰好をするものもあるが、それは単に年頃にかかる娘への愛想か、岳神の総領娘に対しての敬意を変貌させたようなもので、恰好だけに過ぎなかった。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
さらにこの夜空のところどころにときどき大地の底から発せられるような奇矯な質を帯びた閃光がひらめいて、琴のかえ手のように幽毅に、世の果ての審判のように深刻に、夜景全局を刹那に地獄相に変貌せしめまた刹那にもとの歓楽相に戻す。
— 岡本かの子 『渾沌未分』 青空文庫
老女はすっかり魔女の姿に変貌して居る。
— 岡本かの子 『阿難と呪術師の娘』 青空文庫
第二葉の写真の顔は、これはまた、びっくりするくらいひどく変貌していた。
— 太宰治 『人間失格』 青空文庫
ニイチェは如何にその師匠に叛逆し、昔の先生を「老いたる詐欺師」と罵つたところで、結局やはりショーペンハウエルの変貌した弟子にすぎない。
— 萩原朔太郎 『ニイチェに就いての雑感』 青空文庫
時としてはまた、往来を歩くすべての人が、猫の変貌した人間のように見えたりした。
— 萩原朔太郎 『ウォーソン夫人の黒猫』 青空文庫
この「叙事詩」と「抒情詩」とは実に西洋詩の二大|範疇と言うべきもので、古典韻文の既に全く凋落した近代に至っても、尚或る変貌した形に於て、本質上から互に対立している有様である。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
作例 · 標準
再開発が進み、かつての寂れた商店街は見違えるような近代的なエリアへと変貌を遂げた。
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留学から帰国した彼は、自信に満ち溢れたたくましい青年に変貌していた。
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穏やかだった海が突然荒れ狂い、恐ろしい姿へと変貌するのを私たちはただ見つめるしかなかった。
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