旧名
きゅうめい
名詞
標準
former name
文例 · 用例
その一番初めに載っていたのはなつかしい老先生の写真であったが、一番おしまいに出ているのは私が見も知らぬ人であるのにその下に「稀代の怪賊高林久弥事旧名音丸久弥」と書いてあったのには驚いた。
— 夢野久作 『あやかしの鼓』 青空文庫
右に就て当局のその後の調べに依ると同未亡人を甥の妻木という青年と一緒にその旅立ちの前夜に殺害して大金を奪って去ったものは九段高林家の後嗣で旧名音丸久弥といった屈強の青年であることがわかった。
— 夢野久作 『あやかしの鼓』 青空文庫
直樹(私の旧名)は病身のおかげでアレだけ出来るのですから、なるべく学問から遠ざけて、身体を荒っぽく仕上げて下さい」 これにはお祖父様が不同意であったらしい。
— 夢野久作 『父杉山茂丸を語る』 青空文庫
「直樹(私の旧名)の奴は俺の子供だけにダイブ変っている。
— 夢野久作 『父杉山茂丸を語る』 青空文庫
筆者の祖父は旧名三郎平、黒田藩の応接方で後、灌園と号し漢学を教えて生活していた。
— 夢野久作 『梅津只圓翁伝』 青空文庫
旧名須井一、改メ加賀耿二悪い姓名判断が彼の作品を下落さした。
— 詩集(11)文壇諷刺詩篇 『小熊秀雄全集-12』 青空文庫
その中には一時大阪で盛んに人気を湧かして弦斎以後の全盛を極めた渡辺霞亭の旧名朝霞や、不幸にして早世して今では殆んど忘れられた慶応出身の小説家|井上笠園や、達摩の蒐集家として奇名隠れなかった理学士西芳菲山人の名が見える。
— ――尾崎紅葉―― 『硯友社の勃興と道程』 青空文庫
そこで、私は自分の名札を出し、住所氏名を改めて名乗り、これから自分で狆を伴れて行こうかと思いましたが、貴君の書き附けを持ってお出でならお使いでもお渡ししますと、充分に私を信じてくれておりますので、私は家に帰り、弟子の萩原国吉を使いにやりました(この国吉は今の山本瑞雲氏の旧名。
— 葉茶屋の狆のはなし 『幕末維新懐古談』 青空文庫
作例 · 標準
「あれ、もしかして旧名の山田さん?」と同窓会で声をかけられた。
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結婚して名字が変わったため、役所で旧名の印鑑を返納した。
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「あ、あのアイドル、旧名は全然違う名前だったんだね」
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