疎かにする
おろそかにする
表現動詞-サ変-する
標準
to neglect
文例 · 用例
であるのに、ひたすら珍味を探し求めて料理し、却って日常の食事を甚だ疎かにするのは正を失っているのである。
— 幸田露伴 『努力論(現代訳)』 青空文庫
夫れ一言半句も疎かにすることなく、含味熟読あらむことを。
— 海野十三 『発明小僧』 青空文庫
これを疎かにする次第ではないが、ときどきうんざりするのは、これはどうした性癖の理由だろう。
— ――木人夜穿靴去、石女暁冠帽帰(指月禅師) 『夜の靴』 青空文庫
其れが為に容姿の美を疎かにする迄に賢くならうとして居るのが悲惨である。
— 與謝野寛、與謝野晶子 『巴里より』 青空文庫
秋祭りを主とする田舎の村々でも、夏祭りを疎かにする処はなかつた。
— 祭りの発生 その一 『ほうとする話』 青空文庫
お幸のしなければならない用事が無暗に殖えて来て自然お内儀さんの部屋へ行くことが少くなると、其処へはまた外の用をどつさりお幸に押し附けた女中の一人が行つて、お嬢様が見ていらつしやらないと思つて用事を疎かにすると云ふやうな告口がされて居ました。
— 与謝野晶子 『月夜』 青空文庫
けれども居士の事であるから決して俳句の方を疎かにするではなかった。
— 高浜虚子 『子規居士と余』 青空文庫
虫のすく好かんということもあり、つい一方を重く用い、一方を疎かにする弊に陥りかねないのであります。
— 相馬愛蔵 『私の小売商道』 青空文庫