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一角

ひとかど異読 いっかど
名詞-の形容詞名詞頻度ランク #9136 · 青空 1930
1
標準
considerable
文例 · 用例
裏町によく見る風物で、何の奇もない市中風景の一角だが、そこを捉えて春夜の生ぬるく霞んだ空気を、市中の空一体に感触させる技巧は、さすがに妙手と言うべきである。
萩原朔太郎 郷愁の詩人 与謝蕪村 青空文庫
夜九時、大風|室を四匝せる石壁を透徹して雷吼す、駭魄して耳目きはめて鋭敏となり、昨夜御殿場旅館階上の月を憶ひ起し、一人|窃に戸を排して出で、火孔に吹き飛ばされぬ用心して、這ふが如く剣ヶ峰に到り、その一角にしがみ附きて観る。
――明治三十六年八月七日御殿場口にて観察―― 霧の不二、月の不二 青空文庫
あの底には、もしくは外には、都会がある、群集がある、燈火、音曲、寄席、芝居がある、群集と喧噪の圧迫から遁げて、天涯の一角に立ったときに、孤独と静粛の圧迫!
小島烏水 白峰山脈縦断記 青空文庫
急峻な登りを行く、雲は赤石山を包み隠して、西南にその連嶺の西河内岳の一角を現わした、さすがに富士山のみは、深くまつわる山を踏み踰えて、ひとり高く半天に立っている。
小島烏水 白峰山脈縦断記 青空文庫
二十一日 穂高岳を北口より登り、穂高岳と岳川岳(西穂高岳)の切れ目より、南行して御幣岳(南穂高岳または明神岳)の一角に達し、引き返して奥穂高岳に登り、横尾の涸沢に下り、石小舎に一泊。
小島烏水 谷より峰へ峰より谷へ 青空文庫
やっと山稜の一角に達した、この山稜は御幣岳(南穂高岳)の頂上へと、繋がって行く、しかも鋭利なる剃刀の刃のように、薄く光って、空へ空へと躍り上って行く。
小島烏水 谷より峰へ峰より谷へ 青空文庫
私たちは三本槍を、片ッ端から、登っては降りして、数日前に来たことのある御幣岳の一角と行き合った、嘉門次すら、この三本槍を縦走したのは、この年になるまで、きょうが始めてだと言っていた、岩石の連嶺は、ここで槍ヶ岳から、蒲田谷を包み、焼岳を回ぐって、びったりと素の位置で、繋ぎ合われた。
小島烏水 谷より峰へ峰より谷へ 青空文庫
雲隠れする最後の一角まで、追い詰めるように視線を投げた。
小島烏水 不尽の高根 青空文庫
作例 · 標準
彼はこの分野でひとかどの業績を残している。
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ひとかどの事業を成功させるには、それなりの覚悟が必要だ。
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この問題は、ひとかどの専門家でも解決が難しいだろう。
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2
標準
suitably
作例 · 標準
ひとかどの礼儀をわきまえている。
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社会人としてひとかどの知識は身につけておくべきだ。
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あの若者は、将来ひとかどの人物になるだろう。
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3
標準
one matter
作例 · 標準
彼が指摘した問題は、この計画のひとかどの側面に過ぎない。
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彼の主張もひとかど真実を含んでいる。
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この問題は、ひとかど深く掘り下げる価値がある。
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