征露
せいろ
名詞
標準
attacking Russia
文例 · 用例
今や征露の大命を拝し、報恩の機正に至れるを喜び、昨十四日一同勇躍して常陸丸に投ず。
— 附・戦線便り 『陣中日誌(遺稿)』 青空文庫
服部万十郎が、例に依つて戦闘状態の大略を述べ終ると、「先づ諸君、では精一杯に征露軍歌を絶叫して――」 と力一杯卓子を叩き「ランプ……」と命じ、更に音楽部へ向つて「おう……」と合図する。
— 牧野信一 『サクラの花びら』 青空文庫
蚊取線香、靴篦、歯ブラシ、征露丸、梅肉エキス、蚤とり粉、毛筆、紙挟み、殆ど使用に堪へさうもない安全剃刀、パイプなど畳一杯に展げられてゐたが、ゲートル、帽子、雑嚢などになると、一層奇妙なものが多かつた。
— 原民喜 『小さな村』 青空文庫
必ずや、盜賊がぬすみ去りしものなるべしなど、入らぬ心配をして、征露記念塔に到れば、四天王の銅像無し。
— 大町桂月 『飛鳥山遠足』 青空文庫
征露丸を飲みたいと云うけれど、大宮の町には遠い。
— 林芙美子 『新版 放浪記』 青空文庫
金魚を掬う屋台店から、二銭のカツレツ、関東煮、活動、征露丸、コーヒー、ケーキの立ち飲み屋、人絹の支那どんす、五〇銭、二〇銭のネクタイ屋等の中を女給、ダンサー、アメリカ水兵、フランス人、インド人、西洋人の夫婦が腕を組める、支那の女が氷水を飲んでいる等は船場、島の内の夜店では発見出来ない情景である。
— 大切な雰囲気 『大切な雰囲気』 青空文庫
男 絆創膏、又は征露丸……。
— 岸田國士 『運を主義にまかす男』 青空文庫
征露丸を一袋、それぢや……。
— 岸田國士 『運を主義にまかす男』 青空文庫
作例 · 標準
かつて、東アジアの情勢は征露論によって大きく揺れ動いた。
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歴史の教科書で、明治時代の征露に関する記述を読んだ。
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その国の軍事戦略には、かつての征露の記憶が色濃く残っている。
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ウィキペディア
征露(せいろ)は、日本の私年号の一つ。日露戦争での対露戦争の戦勝を記念して使用された。この年号が記載された絵葉書が発行され、夏目漱石の吾輩は猫であるの作中でも使用が見られる。
出典: 征露 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0