幻辞.com

難路

なんろ
名詞
1
標準
rough or steep path
文例 · 用例
彼らは寄り寄り秘密に相語らい、監獄部屋でも脱出するような気持で、昼は人気のない野山に寝て、夜になるのを待って道のない難路を歩み、五昼夜もかかって三国峠を越え、ようやく上州路へ辿りつくのだったが、時には暗夜に樵夫の野宿しているのに出逢い、年少の彼女は胸を戦かせた。
徳田秋声 縮図 青空文庫
だが、人が或る勝景を旅する、その当時は難路のけわしさに旅愁ばかりが身にこたえるが、日を経ればその旅愁は却ってその勝景への追憶を深からしめる陰影となる。
岡本かの子 鶴は病みき 青空文庫
……悪処難路を辿りはしたが、然まで時が経つたとも思はず、別に其が為に、と思ふ疲労も増さない。
泉鏡太郎 神鑿 青空文庫
考へると私の歩いて来た道は随分華麗でもあつたが、随分の難路でもあつた。
北原白秋 「白秋詩集」序 青空文庫
人心合祀を好まず、都会には想い及ばざる難路を往復五、六里歩まずば参り得ぬ所ゆえ、大いに敬神の念を減じ、参らぬ神に社費を納めぬは自然の成行きなり。
南方熊楠 神社合祀に関する意見 青空文庫
自分にはまだどんな難路でも舞い狂いながら登って行く熱と力とがある。
有島武郎 或る女 青空文庫
・日向の羅漢様どれも首がない(清水寺)・山道わからなくなつたところ石地蔵尊 明日は明日のことにして寝ませうよ遍路山道の石地蔵尊はありがたい、今日は石地蔵尊に導かれて、半里の難路を迷はないで巡拝することが出来た。
種田山頭火 行乞記 青空文庫
しかしわたくしは此に由つて一の難路を通過した後、又前面に一の難路の横はつてゐるのを望見するが如き感をなしてゐる。
森鴎外 伊沢蘭軒 青空文庫
作例 · 標準
山頂への道は、ところどころ難路になっていて、注意が必要だ。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
難路を乗り越えてこそ、真の達成感が得られるものだ。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
この道は雨上がりのため、特に難路となっていた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash