隘路
あいろ
名詞
標準
defile
文例 · 用例
しかしその谷に当ったところには陰気なじめじめした家が、普通の通行人のための路ではないような隘路をかくして、朽ちてゆくばかりの存在を続けているのだった。
— 梶井基次郎 『ある崖上の感情』 青空文庫
かくて狸穴の辺なる狭隘路に行懸れば、馬車の前途に当って往来の中央に、大の字に寝たる屑屋あり。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
が、光秀が山崎の隘路を扼して秀吉の大軍を阻まんとしたのは戦略上、当然の処置であり、秀吉の方も亦山崎に於ての遭遇戦を予期していたのであろう。
— 菊池寛 『山崎合戦』 青空文庫
茲は、右は淀川で、左は水沢の地で頗る要害の隘路で京軍を支えんとしたが、薩長の兵は小銃隊を以て、進撃して手もなく、新選組を打ち破った。
— 菊池寛 『鳥羽伏見の戦』 青空文庫
この先へと続いている隘路がイーグル峡谷、馬が一同を待ちかまえているはずのところだ。
— A STUDY IN SCARLET 『緋のエチュード』 青空文庫
そのあいだにある隘路もまっすぐでなく、ところどころ狭すぎ、インディアンよろしく一列縦隊になるほかなかった。
— A STUDY IN SCARLET 『緋のエチュード』 青空文庫
すると隘路を見渡す、空に向かって黒くそびえる岩の上に、ひとりの歩哨が立っていたのだ。
— A STUDY IN SCARLET 『緋のエチュード』 青空文庫
夜はどんどんと近づき、ようやく見覚えある隘路のひとつへ至ったが、もはや真っ暗に近い。
— A STUDY IN SCARLET 『緋のエチュード』 青空文庫
作例 · 標準
これは隘路の例句です。
標準
bottleneck
作例 · 標準
これは隘路の例句です。