凡僧
ぼんそう異読 ぼんぞう
名詞
標準
unranked priest
文例 · 用例
また騒々しいお会式の太鼓の雑音の中で、凡僧の説教や、演劇の舞台や、土佐まがいのまずい絵巻物の中から、日蓮上人を見てはいけません。
— 他生の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
とかく坊さんの書には、坊さん型ともいうもののあるのが通例であって、それが名僧と凡僧とを問わず、一見坊さんの書であるという特色は誰の眼にも映って来るものである。
— 北大路魯山人 『良寛様の書』 青空文庫
先年|凡僧こゝに住職し此石を見て死を惧れ出奔せしに翌年|他国にありて病死せしとぞ。
— 鈴木牧之編撰 『北越雪譜』 青空文庫
――この坂下の吉水に、ちかごろ、年四十ばかりの、ひょんな法師があらわれて、念仏専修の教義をしきりと説いておるが、凡僧の月並とちがって、たまたま、よいことばがある。
— 吉川英治 『親鸞』 青空文庫
見るとなるほど、なか凹高な頭のかたちからして、凡僧とは異っているし、眸が、眉毛の奥に、ふかく隠れこんで、烱々と、射るものを、うける。
— 吉川英治 『親鸞』 青空文庫
覚明は昼間、範宴の講義を聴いた時から、(これは凡僧でない)とふかく心を囚われていたが、さらに一夜を語り明かしてから、(この人こそ、虚無と紛乱と暗黒の巷にまよう現世界の明しとなる大先覚ではなかろうか)という気がした。
— 吉川英治 『親鸞』 青空文庫
二十年も前に、秀吉の大器をすでに観ぬき、十年も前に、信長の運命を云いあてていた恵瓊もまた決して決して世のつねの凡僧とはいえない。
— 第八分冊 『新書太閤記』 青空文庫
作例 · 標準
その寺には、まだ位の低い凡僧が数名、師の教えを受けながら修行していた。
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彼は名のある高僧ではなく、山里の寺で静かに暮らす一介の凡僧にすぎなかった。
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物語の中で、主人公は旅の途中で出会った凡僧から重要な助言を得る。
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標準
foolish monk
作例 · 標準
師は「この凡僧めが!また同じ過ちを犯すとは何事か!」と弟子を厳しく叱責した。
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あの凡僧は、修行を怠けてばかりで、いつも兄弟子に怒られている。
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昔話に登場するその凡僧は、どこか憎めない、おっちょこちょいな性格で村人から愛されていた。
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