海水着
かいすいぎ
名詞
標準
bathing suit
文例 · 用例
「海水着少女」は見るほうでも力こぶがはいる。
— 寺田寅彦 『昭和二年の二科会と美術院』 青空文庫
海水着などというものはもちろんなかった。
— 寺田寅彦 『海水浴』 青空文庫
海水着一つになった赫子は、例の虚勢を声に張り上げて、海へ飛び込んだ。
— 岡本かの子 『鶴は病みき』 青空文庫
「海水着ぢやないでせうか。
— 太宰治 『富嶽百景』 青空文庫
上は海水着で、下は制服のズボンをつけていた。
— 中島敦 『プウルの傍で』 青空文庫
そのうしろから最早や海水着の鴎の模様も覗いております。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
浜には今年流行の背中の下まで割れた海水着の娘や腰だけ覆って全裸の青年達が浪に抱きつき叩かれ倒され、遠くから見る西洋人の肌は剥き立てのバナナのようにういういしい――小田島は突然顔を赫らめた。
— 岡本かの子 『ドーヴィル物語』 青空文庫
修一は毎日海岸へ出て、相変らず女を物色してゐるらしかつたが、楢雄は海水着を着た女は猥せつだから見るのもいやだと言つて、一日中部屋に閉ぢこもり、いよいよ人間嫌ひになつたのかと寿枝をやきもきさせた。
— 織田作之助 『六白金星』 青空文庫