名乗り出る
なのりでる
動詞-一段動詞-自動詞
標準
to introduce oneself
文例 · 用例
時効のかかったころ、堂々と名乗り出るのさ。
— 太宰治 『彼は昔の彼ならず』 青空文庫
一度は捨てたが、この子のために死に切れず、死ぬより辛い恥を忍んで、世間へ名乗り出ることさえした位だから、この子はもとより自分のものだと、木下の母は云った。
— 岡本かの子 『河明り』 青空文庫
この世の中に、私の生きていることを証明する手段は、私が自分でその筋へ名乗り出る以外にない。
— 平林初之輔 『私はかうして死んだ!』 青空文庫
生存者の間を色いろ訊いてみても、何うしても誰の子供かわからないので、欧米の各主要新聞に毎日このルイとロロの写真を掲載して広く心当りの人に名乗り出ることを求めた。
— 牧逸馬 『運命のSOS』 青空文庫
その歯科医療の状態と入れ歯の特徴を詳細にラジオで放送し、各紙に掲載して、こういう患者を手がけた覚えのある歯科医の名乗り出るのを待っている。
— 牧逸馬 『土から手が』 青空文庫
だからもしこの女が死んだか、大病でない限りどうしても自分から名乗り出るだろう、とこう思いついたのだよ。
— 浜尾四郎 『殺人鬼』 青空文庫
われと思はんものは名乗り出るがよし、どれかの資格にはまらんと自分で思つたものは引つ込むがよし。
— ――または 海女の女王はかうして選ばれた―― 『道遠からん 四幕』 青空文庫
Aが名乗り出るとします。
— 浜尾四郎 『正義』 青空文庫
作例 · 標準
「私がその遺失物の持ち主です」と、一人の女性が正直に名乗り出た。
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犯行を目撃した市民が警察に名乗り出たおかげで、事件は早期解決に向かった。
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誰もやりたがらない委員長の大役に、彼が勇気を持って名乗り出た。
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