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名乗り

なのり
名詞頻度ランク #16708 · 青空 277
1
標準
giving one's name
文例 · 用例
フニクラレの客車で日本人らしい人に出会って名乗り合ったら、それは地質学者のK氏であった。
寺田寅彦 二つの正月 青空文庫
「灰汁桶のしずくやみけりきりぎりす」などはイディルレの好点景であり、「物うりの尻声高く名乗りすて」は喜劇中のモーメントである。
寺田寅彦 映画時代 青空文庫
その晩、それから、はじめて私達は互いに名乗り合ったのですから。
――或はKの溺死 Kの昇天 青空文庫
もはや、槍の穂先も見えぬげに御座れば、残念ながらこれにてお別れ申そう」「いや、某もさように存じておったところ……」「さらば」「さらば」 というのでドロンゲームになったが、後にこの二人は某侯の御前で出会して、本名を名乗り合って莫逆の友となった……というような話が「常山紀談」に載っている。
夢野久作 「生活」+「戦争」+「競技」÷0=能 青空文庫
美しく名乗りをあげ、美しく戦い、美しく死に、又は殺すべく……人間性の真剣味を極度にまで発揮すべく……死生を超越して努力している。
夢野久作 「生活」+「戦争」+「競技」÷0=能 青空文庫
私はすぐその男だなと思つたが、互に名乗り合ふこともしなかつた。
有島武郎 青空文庫
」 と、道子は名乗りたかった。
織田作之助 旅への誘い 青空文庫
時効のかかったころ、堂々と名乗り出るのさ。
太宰治 彼は昔の彼ならず 青空文庫
作例 · 標準
受付で「田中です」と名乗りを済ませ、会議室へと案内された。
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偽名を使い続けてきた彼は、ついに本当の氏名を名乗りとして上げた。
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司会者が「次の方、お名乗りをどうぞ」と促すと、彼は緊張した面持ちで口を開いた。
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2
標準
announcing one's name, rank, lineage, etc. (of a samurai on the battlefield)
作例 · 標準
合戦の火蓋が切られると、武士たちは敵陣に向かって大声で名乗りを上げた。
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時代劇で、浪人が「拙者、某と申す」と堂々たる名乗りを上げるシーンは圧巻だ。
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名乗りを上げることで、自らの武功を証明し、家名の名誉を守ろうとした。
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3
標準
name given to male members of the nobility and samurai class upon coming of age
作例 · 標準
元服の儀式において、少年は幼名を捨てて立派な名乗りを授かった。
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古文書には、公家たちが成人した際に賜った名乗りが詳しく記されている。
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彼は名門の跡取りとして、由緒ある名乗りを継承することを誇りに思っている。
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4
標準
Japanese kanji reading used in names
作例 · 標準
「大和」を「ひろ」と読むのは、特殊な名乗り読みの一つである。
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赤ちゃんの名前を考える際、辞書で漢字の名乗りを確認しながら候補を絞った。
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この漢字には音訓の他に、人名にのみ使われる名乗りが数多く存在する。
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ウィキペディア

名乗り(なのり)とは、戦において武士が味方や敵に向かって自分の姓名・身分・家系などの素性、戦功、戦における自分の主張や正当性などを大声で告げること。戦場では自分の勇名や戦功を喧伝するためなどに行われ、味方の士気を上げるためや相手方の士気を挫いたり挑発するためにも行なわれた。

出典: 名乗り — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0