代地
だいち
名詞
標準
substitute land
文例 · 用例
清武の家は隣にいた弓削という人が住まうことになって、安井家は飫肥の加茂に代地をもらった。
— 森鴎外 『安井夫人』 青空文庫
椿岳の住っていた伝法院の隣地は取上げられて代地を下附されたが、代地が気に入らなくて俺のいる所がなくなってしまったと苦情をいった。
— ――過渡期の文化が産出した画界のハイブリッド―― 『淡島椿岳』 青空文庫
さだめし、名のある彫り師だろうが、どこのだれだ」「それがちっと変わっておりましてね、評判のたつのを当人が好かねえんで、あんまり世間に知られちゃおりませんが、神田の代地の伊三郎ってえいうちょっと気性の変わった名人はだの親方ですよ」「道理でのう。
— 朱彫りの花嫁 『右門捕物帖』 青空文庫
神田の代地は、柳原寄り、籾倉前の狭い一郭である。
— 朱彫りの花嫁 『右門捕物帖』 青空文庫
神田代地から両国|河岸までは、柳原の土手伝いにまっすぐ一本道です。
— 朱彫りの花嫁 『右門捕物帖』 青空文庫
実はゆうべ、浅草の代地河岸のお園という女の家へ押込みがはいって、おふくろと女中の物には眼もくれず、お園の着物をいっさい担ぎ出してしまいました。
— 歩兵の髪切り 『半七捕物帳』 青空文庫
それだけなら珍らしくもねえが、出ぎわにお園の髷を根元からふっつりと切って、持って行ったそうです」「お園というのは何者だ」「以前は深川で芸者をしていたのを、ある旦那に引かされて、おふくろと女中の三人暮らしで、代地に囲われているのです。
— 歩兵の髪切り 『半七捕物帳』 青空文庫
代地の髪切り事件も、解釈のしようによっては、いよいよ自信を強める材料とならないでも無い。
— 歩兵の髪切り 『半七捕物帳』 青空文庫
作例 · 標準
道路建設のため、住民には既存の土地の代わりに代地が提供された。
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契約の都合で、元々予定していた場所ではなく、隣接する代地に家を建てることになった。
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被災した農家には、新たな生活再建のために肥沃な代地が与えられました。
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