大知
たいち異読 だいち
名詞
標準
supreme wisdom
文例 · 用例
かの鎌倉時代の禅宗の高僧、道元禅師という大知識が、すでに至高の修業を積まれた上、三年の間支那へ留学されました。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
いかに公明正大を誇負する人ありとも、我は之を諾する能はず、畢竟するにその所謂公明なる所以のものは、暗黒の「影」の比較的に薄きに過ぎず、照明なる時間の比較的に長きに過ぎず、真の大知、大能、大聖に至りては、我は之を人間界に索むるの愚を学ぶ能はず。
— 北村透谷 『心機妙変を論ず』 青空文庫
『経律異相』四五には牧牛児あり常に沙門の経|誦むを歓び聞く、山に入りて虎に食われ長者の家に生まる、懐姙中その母能く経を誦む、父この子の所為と知らず鬼病と為う、その子の前生に経を聞かせた僧往きて訳を話しその子生れて七歳道法ことごとく備わった大知識となったとある。
— 虎に関する史話と伝説民俗 『十二支考』 青空文庫
だから、あすより手先となって、これなる黙山のかたき討ちに助力をいたせ」「へえ、もうお目こぼしさえ願えますれば、どのようなことでもいたしますでござります」「むろん、鉄山からきいて、かたきの人相はどんなやつじゃか、そのほうはよく存じているであろうな」「へえい、もう大知りでござんす。
— 耳のない浪人 『右門捕物帖』 青空文庫
神はかかる意味において宇宙の根柢における一大知的直観と見ることができ、また宇宙を包括する純粋経験の統一者と見ることができる。
— 西田幾多郎 『善の研究』 青空文庫
「知ってる段かい、大知りだ!
— 国枝史郎 『剣侠受難』 青空文庫
エジプト人がケオプスの大金字塔(紀元前約三〇〇〇年)を建築したとき、その設計のために、彼らの中でも最も優れた大知識にのみ知られていた科学的経験の一部を役立ててその跡を止めたという、スコットランドの星学者ピアッチ・スミス(Piazzi Smyth)の説は多くの自然科学者も同意したところである。
— スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 『宇宙の始まり』 青空文庫
いや、大知りで、随分|落魄れた友人を助けたことも有るし、難渋した旅人に恵んでやった例もある。
— 島崎藤村 『藁草履』 青空文庫
作例 · 標準
仏陀は、一切衆生を救済する大知を備えていた。
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彼は、人間を超越した大知の境地に達したと言われている。
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「この哲学書は、人生における大知への道を説いている。」
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