神棚
かみだな
名詞頻度ランク #31495 · 青空 418 例
標準
kamidana
文例 · 用例
」 押入の掃除をすませて、漸く中から出て来ると、前ゐた人が忘れて行つたらしい粗末な白木の小さな神棚(神道の)、それが茶の間の長押の上に三角の棚を打付けてその上に載せてあるのだが、それを下ろして呉れといふ。
— 中原中也 『引越し』 青空文庫
奥の間から祭壇を持って来て床の中央へ三壇にすえ、神棚から御厨子を下ろし塵を清めて一番高い処へ安置し、御扉をあけて前へ神鏡を立てる。
— 寺田寅彦 『祭』 青空文庫
その頃では神棚の燈明を点すのにマッチは汚れがあるというのでわざわざ燧で火を切り出し、先ずホクチに点火しておいてさらに附け木を燃やしその焔を燈心に移すのであった。
— 寺田寅彦 『追憶の冬夜』 青空文庫
うす日で安心していた間もなく、雨がザッとふり注いで来た、谷の中で雨に降り出されるほど、滅入った気になることはない、ゆうべ槍ヶ岳の峰頭から見た、北の空の燃え抜けるように美しい夕日も、今になって見ると、神棚の火のように影がうすいものであった。
— 小島烏水 『谷より峰へ峰より谷へ』 青空文庫
」おしかは神棚から土器をおろして、種油を注ぎ燈心に火をともした。
— 黒島傳治 『老夫婦』 青空文庫
神棚の燈明をつけるために使う燧金には大きな木の板片が把手についているし、ほくちも多量にあるから点火しやすいが、喫煙用のは小さい鉄片の頭を指先で抓んで打ちつけ、その火花を石に添えたわずかな火口に点じようとするのだから六かしいのである。
— 寺田寅彦 『喫煙四十年』 青空文庫
畢竟祖父祖母が下女下男を多く使って居た時の習慣が遺って居たので、仏檀神棚なども、それでしたから家不相応に立派でした。
— 幸田露伴 『少年時代』 青空文庫
それは温厚篤実をもって聞こえた人で世間ではだれ一人非難するもののないほどまじめな親切な老人であって、そうして朝晩に一度ずつ神棚の前に礼拝し、はるかに皇城の空を伏しおがまないと気の済まない人であった。
— 寺田寅彦 『自由画稿』 青空文庫
作例 · 標準
朝、仕事に出かける前に、祖母は神棚に向かって静かにお辞儀をした。
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うちの実家では、リビングの一角に立派な神棚が祀られていて、毎月お供え物をしている。
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新しい家を建てたので、早速、神棚を設置するための場所を探している。
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ウィキペディア
神棚(かみだな)は、主に神道において、家や事務所などにおいて(一般的には神札を納めて)神を祀るために設ける棚。
出典: 神棚 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0